少年マンガの最大の罪。人生で成功するたった一つの大切な方法。~横浜心療内科コラム

ここでは皆さんの気持ちをラクにしたり、楽しくしたり、もしくは前向きにしたり…
そんなようなお話ができたらな、と思っています。

皆さんは人生において「より成功する」ためには何が重要だと思いますか?

ノーベル平和賞を受賞したシュヴァイツァー博士は、あるインタビューで

「人生で残された時間があと5分しかなかったら
先生は何を世の中に伝えたいと思いますか?」

という質問を受けました。
なかなかむちゃぶりですね。
そんなシチュエーションを想定されても…というところですが
博士はこんな風に答えました。

「自分が大切なことを成し遂げたい・やり遂げたいと思うならば、
他人が助けてくれたり自分の障害を取り除いてくれることを期待してはいけない。」

すごいことを成し遂げたシュヴァイツァー博士が言うと、なかなか趣深いですね。

大切なのは「期待しない」こと

人間は、ピンチの時に
「誰か助けてくれないか」
「救ってくれないか」
と期待するところがあります。

しかし、他力本願のままだと自分では何も成し遂げられず終わってしまいます。

博士の言葉からもわかるように、良い意味で
「他人に期待するな」
と考えることは重要です。

これは、助けを諦めて他人をネガティブに思え、という意味ではありません。
他人の力をただ漠然と期待して何もしないのではなく、他人のことは基本的にあてにせず、
自分の力だけでなんとかすることを心がけていく。
これが何より自分の夢の達成に重要なのです。

無意識に他人に期待してしまうことは、当然どんな人もあると思います。
これは、少年マンガの影響もあると思うのです。

少年マンガの「罪」

自分は少年マンガやバトル漫画が好きなのですが、唯一あまりよろしくないと思う演出があります。
それこそが「ピンチの時に仲間が助けてくれる」というシーンです。

敵との戦いでやられそうでピンチになった時、
キーンと何かが飛んできて、何だ!?と思ったら
助けに来たぜ!と仲間や恩人が登場する。

こういう展開が結構あります。

しかしマンガは現実ではあり得ない世界を劇的に描いているため面白いのであって、
現実においてピンチになったとき、期待通りに仲間が助けに来てくれることはほぼありません。

ところがこの漫画のすり込みにより、
仕事で困ったときに誰かが手伝ってくれたり
急に上司の心が変わって自分のことを助けてくれたり
ということを期待してしまうのではないでしょうか。

その他力本願により自分の努力が減ってしまい、上手くいかなくなることも考えられます。

本当の「助け」になることとは?

これは勉強や仕事においてはもちろんのこと、恋愛などの人間関係でも同じです。

相手があまりにもネガティブな行動を取るとき
「いつか変わってくれないかな…」と漠然と期待したりするのではなく、
相手がどんな状態でも全く関係なくなるよう、自分自身の仕事などを頑張る。
または自分が心安らかに過ごせるコツを見つける、等のように考えてみましょう。

あなたが助けてほしいと考えているとき、他人も同じようなことを考えているかもしれません。
他人も助けてもらうことを期待しているということは、あなたのことをさらに助けよう、という気持ちの余裕を持っていない可能性が高いです。

自分自身の力で突き進んでいこう、という意識が、何よりもあなたの助けになるんですよ。

というわけで何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「Voicy/少年マンガの最大の罪。人生で成功するたった一つの方法。」

官越 いやし|ゆうメンタルクリニック横浜院

ゆうメンタルクリニック横浜院は、診察を『24時間・365日』受け付けております!
どんなお悩みも、お気軽にご相談ください。


診察を申し込む

こちらのお申し込みはご希望のお時間を確約するものではありません。
混雑具合によってはお時間ずれ込む可能性もありますので、余裕をもってお越しください。

監修・制作

このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

ゆうきゆうプロフィール

運営
取材依頼専用フォーム」よりご連絡ください。
連絡先専用フォーム」よりご連絡ください。