マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?~SSRI」


マンガで分かる心療内科・精神科in池袋

第20回「抗うつ薬って、どうして効くの?~SSRI」

 

 

 

 

 

 

 

制 作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」

作画監督…ソウ  脚本・演出・ ときどきダイナミックに間違われますが療は僕ではありません…Y

 

<補 足> 

というわけで、SSRIの話、いかがでしたでしょうか。
 
マンガにもありますが、飲み始めてから実際に聞き始めるまでに、平均的に2週間~2ヶ月前後かかると言われています。
ですので、「何だか飲んでみたけど、効かない…」ということでやめてしまうのではなく、長い目で見ることが大切です。
 
また副作用として、よく起こるものが「目まい・吐き気」です。
ただこれは、飲み始めや、増やした直後に一部の人に出るだけで、長期的にはほとんどなくなっていくと言われています。
 
また突然にやめたりすると、副作用が強く出る人もいます。
増やす場合も減らす場合も、少しずつ。
医師の指示に従った上で服用した方がいいでしょう。

ちなみにマンガの中で出てきた「SSRI」「SNRI」の他、最近では「NaSSA」と言われる抗うつ薬も出ています。
NASAに似ていますがまったく別モノです。
最初に聞いたときに本気でNASAだと間違えて、
「あぁ、壮大な宇宙に行けば、うつも治るのかな」と思いました。
どんだけスケール大きい治療なのかと。

これらの薬は、「抗うつ薬」と言われるものの、ごく一部です。
抗うつ薬はこれ以外にも色々な種類がありますし、また他にもメンタルでは、「抗不安薬」「睡眠薬」「抗てんかん薬」「抗精神病薬」などなど、さまざまな薬が存在しています。
 

いずれも薬だけに、決して気軽にオススメするものではありません。
当院では、なるべく薬に頼らず、そしてお薬を出す場合もなるべく少なめにできるような治療をしています。

ただ、どうしてもつらいときには、もちろん薬を使うことも必要です。
特にうつ状態が強いとき、抗うつ薬の服薬は重要なことです。
そんなときに使われる薬とは、どんなものなのか。
今回の内容で、少しでも分かりましたら幸いです。

ちなみにこのSSRI。
最初に海外で発売されたとき、「夢の薬」と言われました。
 
個人的には、
「飲んだ瞬間にイケメンになれる」
「飲んだら即モテモテになれる」
とかの時点ではじめて夢の薬だと思うんですけども、そういう薬はいまだに開発されないようです。

切ない夢を見つつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
 
(完)

5/12に単行本も発売します。