遊び人ほど仕事で成功する！という話。

こちらの番組では少しでも皆さんの気持ちをラクにしたり、楽しくしたりもしくは前向きにしたりそのようなお話をできたなと思っております。

少し前にいただいたご相談で、こういったものがありました。

「自分は仕事で成功したいです。
どうしても成功したい場合に重要な秘訣を教えてください」

仕事で成功したいというとき、重要な点はいろいろありますが、
今回は一番重要で面白いことを1点、ご紹介させていただきます。

それこそが「遊べ」ということです。

ここでの遊ぶという意味は、「さまざまなことに興味をもって、積極的に動いていく」こと、ととらえていただければと思います。

境界の心理学調査

アメリカのノースウェスタン大学とスタンフォード大学の研究によると、
クリエイティブな仕事で大きな成果を生み出したグループというのは、そうでないグループに比べて組織間の境界がゆるかった、という結果が出ました。

「組織間の境界がゆるい」というのは、例えば企画専門、営業専門、もしくは総務グループなどの部門の境界があいまいで、コミュニケーションをよく取っていることを指します。

組織の中で
「俺は営業だけやってればいい、他のグループの人とは関わらない」とか
「俺は企画だけやる！」
というように、完全に独立しているグループよりも仕事の成績が良くなったのです。

仕事において、横断的な発想は大変重要です。

例えば音楽における発想がダンスに生きたり、もしくはマンガにおける発想が文学に生きたり、もしくは文学における発想がドラマ作りに生きたりと、他の業界の発想が別の業界に応用される、ということがよくあります。

完全にゼロから生み出した発想で成功することは珍しく、Aという業界の常識をBという業界に持ってきたら、あまり知られてなかったため大ヒットした、という例は結構あるのです。

ですので仕事によって成功するグループというのは、関係のないグループと細かく連絡を取って、そこで得たヒントを自分のグループて利用する
というように広い発想ができて、社会的に成功していくことが多かったのです。

逆に「俺は結果だけ得られればいい」とか「自分の仕事のことだけわかってればいい」と、周囲と連絡を取らないような人は、世界が狭くなっていって新たなものを生み出すことが難しくなってしまいます。
そしてその結果、うまくいかないということが多々あります。

そのため成功したければ、色んな人の話を聞いたり、異なる業界の本を読んだりと
分け隔てなく色んなものと接することを心がけていただくと良いでしょう。
自分の専門が政治なら政治以外の分野も色々見てみるなど、色んなものに好奇心・興味を持って他の業界を知ってみることは非常に重要です。

興味を持って色んな分野に首を突っ込んでみることで、それによって得た知識を本業に活かしたり、新たなビジネスをするヒントを得たりできるのです。
とはいえ最終的に重要なのは本業ですので、遊びながらも本業のことも考えるよう心がけていただければと思います。

異なる分野に興味を持ち、色んな人と分け隔てなく楽しみながら接すること。
これを実行していただくと、成功へも近づいていくでしょう。

今回のお話がヒントになりましたらうれしいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

（完）

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