女医が教える「眠れないときに眠れる方法!」

女医が教える「眠れないときに眠れる方法!」

青年「最近、困ってるんです」

女医「そうなんだ。大変~。それはそうと、今朝、目玉焼き作ったんだけどね、なんと卵が双子だったの!」

青年「いやいや! 流さないでくださいよ! 普通、もっと親身に聞きません!?」

女医「だから『大変』って言った」

青年「言ったけど! すごい棒読みだったじゃないですか! 全力で流したも同然じゃないですか! それに目玉焼きとか双子だったとか、ほのぼのトークに即進んだじゃないですか! 僕の悩みより重要ですかそれ!?」

女医「逆に聞くけど、重要じゃないと思う?」

青年「質問返しやめてよ! とにかく悩み聞いてくださいよ!」

女医「はぁ…。それで、どうしたの?」

青年「いや、最近眠れないんですよ」

女医「どんな風に?」

青年「寝ようとして布団に入っても、スマホを見て何時間も眠れなくて……。それでどんどん焦っちゃうんです」

女医「あぁ…。よろしくないねぇ。いわゆる入眠困難だねぇ」

青年「やっと医者っぽいことを言ってきた…。で、どうすればいいですか?」

女医「重要なのはね、寝ようとしないこと」

青年「は!? 逆じゃないですか!? 寝ようとしないと、もっと眠れなくなりますよね!?」

女医「そう思うでしょう? でも実際、寝ようと焦るほど、かえって眠れなくなるものなの。神経には『交感神経』と『副交感神経』というものがあって、興奮すると前者、リラックスすると後者が反応しているの」

青年「へ、へぇ……。聞いたことあります…」

女医「それで、焦ったときや、義務感に苛まれているときは、交感神経が優位になっている。そしてこのとき、より眠れなくなってしまうのよ」

青年「は、はぁ…。逆効果なんですかね…」

女医「そう。だからね、そんなときに重要なのは、『眠れないから、なんだ!』と開き直ってしまうこと」

青年「えっ…! でも眠れないと困りますよね…?」

女医「そうね。でもね、人間、眠れなくても死なないの。いまだかつて、寝なかったことで体力が落ちて死んだ人、というのは存在しないわ」

青年「そうなんですか!?」

女医「そう。あまりに限界が来ると、勝手に寝てしまうから。『自分で息を止めて死ねない』のに似てるわね。苦しくなったら必ず息をするようにできてるの」

青年「ははぁ…」

女医「だから眠れないときほど、開き直って、起きてしまうこと。そしてマンガでもゲームでもいいので、自分にとって楽しいことをする方が重要。そうすれば『あぁ、眠れなくて時間をムダにしている』と自分を責めることもなくなるので、リラックスしやすくなるわ」

青年「えっ…。でも寝る前にゲームとかしたら、ブルーライトって言うんでしたっけ? 光が脳を刺激して眠れなくなっちゃうんでは…?」

女医「そんなの気にしない! 焦る方がずっと心に悪いから! そもそもスマートホン見つつ寝落ちする人だっているくらいなんだから、光そのものをそこまで恐れなくてもいいわ。とはいえ、エンドレスでSNSを見る、とかは、ネット依存症の方が心配になるから良くないよ。ちゃんと時間に限りがあるものにしようね」

青年「わ、分かりました…。大切なのは、焦らないことですね」

女医「そう! 何より気持ちをラクにしてね!」

青年「はい!」

女医「でもあなたの場合、スマホで何見てるの?」

青年「先生の隠し撮り写真を毎晩見てはウフウフしてるんです」

女医「一生眠らせてあげましょうか?」

今回のまとめ 「眠れないときに、眠ろうと頑張ると逆効果! それよりもその時間、自分にとって楽しいことをしてしまうこと!」

女医が教える「眠れないときに眠れる方法!」

キャラクタ紹介「河合寺 宵(かわいじ よい)」
魅力とお色気あふれる女医。通称「女医ちゃん」。
年間1億冊の本を読み、心理学は当然として、歌舞伎のことから歌舞伎町のことまで、あらゆる知識に精通する。
ゆうメンタルクリニック名誉医局長。
ファッショナブルで、その瞬間の気分で、服装と髪型と雰囲気がマイナーチェンジしていることがあるが、ちゃんと同一人物なのでご安心ください。

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このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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