人生で迷うときは「カロリー」で考えろ!~女医が教える心理学

人生で迷うときは「カロリー」で考えろ!~女医が教える心理学

青年「あーあ…どうしよう…」

女医「どうしたの?」

青年「いや、迷ってる行動があって…。どっちにしよう…」

女医「やりなさい」

青年「いきなり!?」

女医「やっちゃいなさい」

青年「話も聞かずに!?」

女医「いい? 人間がやるべきかやらないべきか迷ってるときって、たいてい『やりたい』が正解なの」

青年「ま、まぁ…そうかもしれません…。で、でも、うまく行かないかもしれないですし、またはやったからといって、色々とリスクやデメリットも…」

女医「そうね。そういう時ってついつい『損得』で考えちゃうわよね。でもね、損得で言えば、カロリーはどう?」

青年「カロリー…?」

女医「ほら、迷った人って、たいてい『判断を先延ばし』にするじゃない」

青年「そ、そうですね…。『やる』とも決断できないですし、逆に『もう一生やらない』って決定できるわけでもないですし…」

女医「でしょう? それって脳のカロリーの無駄遣いだと思わない?」

青年「うっ」

女医「何度も何度も同じことを思考して、そして答え出るわけでもなく…。実際に思考や迷い、またネガティブな気持ちに浸るというのは、それだけで多大なカロリーを使うもの」

青年「そ、そうなんですか?」

女医「だって悩むほど、他の行動がしにくくなったりしない? 『悩んでるけど、積極的にマラソン走破!』とか『悩んでばかりいるけど、新事業を興しました!』なんて人あまりいないよね。それは、悩みにカロリーやエネルギーを取られてしまっているから」

青年「そ、そういえば…」

女医「それって損得で考えたら、絶対的にムダだよね」

青年「ぐ、ぐぐっ…」

女医「さらに『時間』で考えてもいい。何度も思考するだけ時間のムダだし、思考の結果、たとえ『やる』ことにしても、残り寿命がどんどん短くなっていったら、迷っていただけ時間がソンだよね」

青年「そ、そうです…ね…」

女医「それよりは、とにかく動いちゃった方がいい。たとえどんなに勇気がいる行動であったとしても、その行動自体に使うカロリーはそんなに多くないし、また『やった!動けた!』という達成感で、気持ちはさらに前向きになるはず。エネルギー的にも、時間的に、間違いなく『トク』でしょう?」

青年「か、考え方としては…そうかもしれませんね…」

女医「誤解してほしくないんだけど、だからどんなときでも絶対にやれ! というわけではないの。危険な行為だってたくさんある。ただ、もしあなたが迷ってしまって、それでも一歩踏み出したいと思うのなら、『カロリー』や『エネルギー』、さらに『時間』の面から見て、こういう考え方で、行動の参考にしてもいいよ、と言いたいの」

青年「わ、分かりました…!」

女医「あなたの人生で、後悔のないように生きられるといいね」

 

今回のまとめ

○ 悩んだり迷ったりするより、行動した方がエネルギー的にトク! と考えるのもアリ。

 

女医「ちなみに迷っていた行動ってなんだったの?」

青年「今度の休みに、巨大迷路に行くか、迷路パズルの本を解いて過ごすか、迷ってたんです」

 

人生で迷うときは「カロリー」で考えろ!~女医が教える心理学

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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