【糖質制限】アンパンマン糖質多すぎ問題~心療内科コラム

アンパンマン糖質多すぎ問題

こんにちは。ゆうきゆうです。

さて自分は、ご飯やパン、メンなどの「糖質」を食べないという「糖質制限」をしているわけですが。

そんな糖質制限マニアである自分としては、どうしても語りたい問題があります。

それこそが、

「アンパンマンのキャラ、糖質多すぎ問題」

です。

うん。
「何言ってんだこいつ?」
みたいな目してますよね? 分かります。

実際に、友達相手にこの話をしたときも、そんな目で見られましたから。
百発百中で見られましたから。

まぁ、とにかく説明させてください。

子供たちのヒーロー、アンパンマン。
これについて知らない人はいないでしょう。

しかし、このキャラクタたち、ことごとく糖質なのです。

アンパンマン
カレーパンマン
しょくぱんまん
メロンパンナ
ロールパンナ
クリームパンダ

などなど…。
糖質だらけです。

現代的には「ブランパンマン」とかできてほしいわけですが、たぶん一生無理だと思います。

まぁ、確かにアンパンマンたちは、「お腹を空かせた子供たちに、頭を分け与える」という原点から生まれたヒーローたちです。
子供たちが好きで、大量に生産できる食品というと、やはり「パン」というのは、外せないのだと思います。
そこはしょうがありません。

しかし、人間であるおじさんまで、
「ジャムおじさん」。

おじさん、別にジャム常に食べてるとか、体がジャムでできてるとか、そんなこと一切ないと思うんですよ。お腹を空かせた子供にジャムあげてるシーンとかもありませんし。
それなのにジャム呼ばわりですからね。
間違いなく、糖尿病になることを運命づけられた名前だと思います。

しかしここで、例外があります。
ジャムおじさんの助手は「バタコ」さん。

これは「バター」が由来と思われます。

脂質です。糖質ではありません。素晴らしい。

しかしバタコさん、一切バターとか出したりしませんからね。
それどころか性別すら不明ですからね。
いえ女だと思うんですけど、男にしか見えませんからね。かなりの扱いです。

そして犬の「チーズ」
バターと並ぶ乳製品。糖質制限的にもOKな食品です。

しかしやはり、チーズはただの犬。食べることはできません。チーズのカケラすらありません。

バター同様、扱いが適当です。

くわえて敵キャラが「ばいきんまん」
糖質ではありません。でもバイキン(細菌+真菌のこと)です。少なくとも食事には適してないと思います。
パートナーの「ドキンちゃん」に至っては、何が元ネタかすら分かりません。ドキドキしてるからドキンちゃんかと思いますが、食事ネーミングの法則はどうでもいいんかと。あきらめんなと。
ちなみに、ばいきんまんの子分として「カビルンルン」=真菌がいますので、個人的にパートナーは「ウィルスちゃん」にすべきだったのでは、と思いますが、それはそれで悪質性が強くなるので、子供向けアニメとしては適さないのかもしれません。

何にせよ、アンパンマンは糖質が多すぎな上に、糖質がないキャラの扱いが適当ではないかと思うのです。もちろん誰にも理解されません。

ちなみに同じ「マン」で言うと、すぐに思いつくのが「キン肉マン」

これは本当に素晴らしい。
もう「肉」ですから。たんぱく質ですから。

他にも食事系で言えば
「ティーパックマン(お茶のパック)」
「バッファローマン(水牛)」
とかがいますので、みんな糖質制限的にOKです。
バッファローが食用なのかは分かりませんけども。

いえ、しかし確かに例外もいます。
「カレクック(カレー)」というマイナーすぎるキャラと、「ラーメンマン(ラーメン)」という、主人公サイドを代表する有名な超人です。

確かにもう、ラーメンは糖質オブ糖質です。キン肉マンすらも、実は糖質だったのでしょうか。

しかし!
ラーメンマンは、初出場の際に、敵である超人を、「折りたたんでラーメンにして食べる」という、意味が分からなすぎるエピソードがあります。

ここで重要なのですが、超人(ほぼ人間)はたんぱく質でできてますので、まさに食べたラーメンは「ほぼ肉」こと「糖質制限OK食材」です。

何と言うことでしょう。もう30年以上前の作品にも関わらず、「糖質制限麺」だったのです。時代を先取りしすぎです。

何にせよ、糖質たっぷりのアンパンマンに比べて、キン肉マンの糖質制限への追求具合は天才的です。

どうでもいいことを発見し、そしてまた「だから何?」という顔をされていることを濃厚に感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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