最強の「ツッコミ会話術」!話を聞くだけだと下に見られる!

さて、以前以下のコラムにて、「会話においてツッコミこそが重要」という話をしました。

ボケよりもツッコミがモテる理由!話を盛り上げる方法

今回はこの会話術について、さらに深く掘り下げていきましょう。

「話を聞く」だけではNG!

会話において聞くことは重要ですが、皆さんは本当に聞いているだけで良いと思いますか。
「相手の悩みを一生懸命聞いているのに、相手の反応が良くない」と感じている人もいるかもしれません。

実は、アメリカのフランクリンマーシャルカレッジのマイケル・ナタデという心理学者が、色々な人に30分間会話をさせて、その状態を見て調査しました。
するとそのときに不安感が高く自分に自信がない人ほど、聞き役に徹して相手の話に割り込まないということが分かりました。

もちろん、聞き役に徹することは良いことです。
しかし発言ができず話を聞き続けてしまうと、
「この人は弱い立場で何も言えないから、ただ単に相手の話を聞いている」という印象を人に与えてしまう傾向があります。
つまりただ話を聞いているという態度は、「不安や緊張の表れ」とも取られる可能性があるのです。

話が盛り上がる「ツッコミ」のやり方

だからこそ自分は「ツッコミ」を強く主張したいと思います。

相手の話に対して少しおかしい所があったら、
「え、それはどういうこと?」
「それはちょっとおかしいんじゃないですか?」
とツッコんでいく。

これは決してケンカ腰でツッコめという意味ではありません。
話の矛盾や疑問点によりツッコんでいくということが大切です。

例えばアルバイト経験について話していたとします。
相手が、本屋さんでバイトをしていて、辞めた後に今度はスポーツショップでバイトをし始めたと言ったら、何か少し気になる点があるのではないでしょうか。

「ちょっと全然仕事の内容が変わってませんか?」
「本屋さんはインドア派だと思ったんだけども、なんで急にアウトドアになったんですか?」

というように、矛盾や変化に対して
「どうして?」「なぜ?」
とツッコんでいくとより話が広がりやすくなります。

そしてこのツッコみを継続していくことで、話を盛り上げていきましょう。

人間というのは全部を肯定されるより、ときに否定され、また肯定されるとよりうれしく感じるものです。
何でもYESと言って聞き続けるよりも、おかしいと思ったことは主張しましょう。

そして最終的に「なるほど」「それなら納得だわ」と相手の話を受け入れることで、より会話が盛り上がります。
ぜひ覚えておいてくださいね。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「最強の「ツッコミ会話術」!話を聞くだけだと下に見られる!

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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