過去を思い出してしまうときの即効テクは!?~女医が教える心理学

過去を思い出してしまうときの即効テクは!?~女医が教える心理学

女医「どうしたの? いつも以上に暗いじゃあん?」

青年「いつも暗いイメージですか…」

女医「どしたん?」

青年「…」

女医「話、聞こか?」

青年「何なんですかその! 距離感間違えた先輩みたいな話し方!」

女医「いや、こう話したら、親近感持ってもらえるかなぁって思って…」

青年「逆効果では!?」

女医「で、どうしたのよ?」

青年「いや…。よく過去や失敗したことを思い出して、『あーっ!』ってなっちゃうんですよ」

女医「あぁ…。よくあるよね、それ…」

青年「はい…」

女医「そんなときに重要なテクニックは『くん』をつけることだよ」

青年「くんをつけること…? すみません。一切意味が…」

女医「だいたいにおいて、感情ってさ、目に見えなかったりして、もんやりと心を包んでくるものじゃない」

青年「そ、そうですね」

女医「ここで『マインドフルネス』というテクニックがあるの。一言でいうと『自分の感情を客観的にハッキリ認識している状態』を作ること」

青年「きゃ、客観的に…?」

女医「そう。悲しいなら『今自分は悲しいんだ』。怒りなら『今自分は怒ってるんだ』とかね」

青年「そ、そんなの、常にやってますよ!」

女医「そうかしら? そう思いながら、ボンヤリじんわりと心が包まれているのが、感情じゃない?」

青年「うっ…」

女医「でもそこで『あぁ、自分は今、悲しいんだ』と明確に分かれば、それだけでも気持ちはラクになる。真っ暗闇のお化け屋敷でライトがつくようなものね」

青年「そ、その状況…あまり怖くなさそうですね…」

女医「その通り。そしてそのために『くん』をつけるの。『あ、過去くん、また来たの?』『あのときの失敗くん、また訪問してきたのか』なんてふうに。すると感情がキャラクタとして認識されて、心がずっとラクになってくる」

青年「な、なるほど…」

女医「これを繰り返しているだけで、ネガティブな感情に飲み込まれづらくなっていくわ」

青年「わ、分かりました…」

今回のまとめ

○ マインドフルネスは、心をラクにするために超重要なテク!

○ 特に「くん」をつけるだけで感情を客観的に(マインドフルネスで)見ることができて気持ちが落ち着く!

 

女医「何か参考になったら嬉しいわ」

青年「はい! あ、でも、『くん』でネガティブな思い出になってしまうときはどうしたらいいんでしょう…?」

女医「珍しいわね!? 具体的には!?」

青年「子供のころのあだ名が『変態くん』だったんです」

 

過去を思い出してしまうときの即効テクは!?~女医が教える心理学

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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