「ストレスがある状態」こそベストな理由!~女医が教える心理学

女医「ストレスって好き?」
青年「好きな人っていると思いますか?」
女医「だよね。好きな人ってほぼ皆無だよね」
青年「はい」
女医「でも私は好き」
青年「は!?」
女医「私はストレス好き。ストレス好きの女医」
青年「なぜ!?」
女医「どうでもいいけど『ストレス好きの』って言うと『すすきの』が入ってるね」
青年「札幌の歓楽街! 本当にどうでもいい!」
女医「実際、ストレスって確かにイヤなもので、みんなストレスってなくなってしまえばいいと思うよね」
青年「あ、はい」
女医「でもストレスが完全になくなって、スッキリした状態ってさ、同時に無気力な状態でもあるの」
青年「ええ!?」
女医「想像してみて。ご飯いっぱい食べた~とかでも、色々な欲求が満たされた~とかでもいいんだけど」
青年「あ、あぁ…。た、確かに満足したときって、エネルギーも落ち着いてますね…」
女医「結局、人間ってさ、すごく先の先まで考えて生きてるわけじゃないじゃない? 『肉体をできるかぎり永続させるために食事を摂ろう!』とか『子孫繁栄を考えて性的なことをしよう!』みたいに長く考えている人ってレアで、みんな『お腹が空いた』という不快感や、『一人でさびしい』とか『欲求が不満だ』みたいな気持ちを解消しようとして、さまざまな行動を起こすわけだよ」
青年「そ、そうですね…。結局、人間も動物ですものね…」
女医「その通り。でも別にそれは悪いことではなくて、ある意味、磁石が磁力でくっつくように、物理的に当然な力なんだと思う。欲求不満があるからこそ、その解消のために動こう、っていうね」
青年「は、はい」
女医「で、ここからが重要なんだけど、動けば動くほど、それによる充実感も生まれるの。一生懸命何かを頑張ると、すごくイキイキした気持ちになってくるでしょう?」
青年「分かる気がします…」
女医「だから、『ほんのりしたストレスや不快感』というのが、一番いい状態だと思う。そしてその解消のために行動する。この状況こそ、私たちが目指すべき場所なんじゃないかなって思うの」
青年「うん…」
女医「だから『完全にストレスがない天国』みたいなのは幻に過ぎないと知ってほしい。そして常に『ほんのりしたストレスや不快感があっていいんだ』って思うこと。こう考えて、ネガティブな状況を受け入れることが、何より大切なことなんだよ」
青年「分かりました…!」
今回のまとめ
○ ストレスが完全にない状態は、無気力にもつながる!
○ 少しだけのストレスや不快感は、行動や充実感のために重要と受け入れること!
青年「でも先生は、何かストレスや不快感ってありますか?」
女医「うーんと…」

青年「お礼に見せかけた強制」
(完)
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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