誰でも即作家になれる方法!「バカテクニック」!

さて、自分はマンガ原作者としても活動していますが
「自分もマンガ家になりたいのですがどういう風にしたら良いですか」
「自分もマンガの原作者になりたいのですがどうしたら良いですか」
というご質問をいただくことがあります。

今回はこれらの質問に対する答えについて、お話ししていきます。

どんな文章も「ひどい」!?

小説家のアン・ラモットという方が残した言葉で、こんなものがあります。

「どんな優れた文章も大抵はひどい出来から始まる。
重要なのはまず書き始めることだ」

これは自分の心の中に強く残っているセリフです。

ここで、『雪国』という川端康成著の有名な小説があります。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
という冒頭文があり、これは名文として多くの人の記憶に残っています。

しかし当然、この一文だけで
「名文だ!これだけで最高の小説が目に浮かぶ!」
ということはないわけです。

どんな名作も一行目だけで名作と分かるわけがないし、
ラモットが言うようにどんな小説であっても、最初から「名文だ!すごい」ということはあり得ません。
適当な冒頭から始まって、いつの間にか素晴らしい作品になっていたということが多々あるのです。

すなわち、スタートの書き出しからこだわって「最強の文を作ろう」と思う必要は無いということです。

あえて下手に書け!

実際に小説家、マンガ家になりたいと思って、作品を描いている人は結構レアです。
そして実は、上手く書けるかを気にするあまり、いつまでたっても書けないという人が9割以上です。

よって重要なのは、「何でもいいから一つの作品を書き上げて、発表してしまうこと」です。

ラモットが言ったように、「下手くそであっても良いから書け」
自分としては「あえて下手に書け」と言いたいです。

なぜなら、人は「何でもいいと言っても、結局上手い方が良いんでしょ」と思ってしまうもの。
しかしそれでは、結局上手く書こうとして、手が止まってしまいます。

だからこそ、あえて「下手に書くゲーム」と思って書き始めるくらいが良いのです。

とにかく適当に書き始めて、進めてみます。
そして少しでも書き始めたら、勢いがついてくるでしょう。

また、書き始めたら最後まで書くことが重要です。
それによって少しずつ、文章もマンガも進歩していくのです。

あえて「ゲーム」または「ごっこ」と考えてやってみるのを強くオススメします。

とにかく最後まで書いて発表すること。
ここからすべてが始まっていくんですよ。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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