才能がない人間でも人を夢中にさせられる!成功のための秘技。

さて、皆さんは自分の才能について、どう思いますか?
自分はあまり才能がない…と思いますか?

今回はこの才能に関して、面白い話をご紹介します。

才能は「ナイフ」!

ミステリーやサスペンス小説を得意とするアメリカの小説家スティーブン・キングは、才能についてこう話しています。

「才能というのは研いでいないナイフのようなものだ。
そしてそれをきちんと研ぐためには、毎日研ぎ続けること―――具体的には毎日書き続けることだ。
そうするとナイフが上手く研がれ、正しい形を見せてくれる。

才能というのは、すなわちそのナイフがどれだけ大きいかどうかだ。
大きいナイフであるならば、それこそ世界中を感動させるようなすごい小説が書けるかもしれない。
もし小さいナイフだったとしても、たった1人を感動させるような、もしくは一晩夢中にさせるような、そういった話を書くことはできるだろう。亅

なかなか面白い話ではないでしょうか。
実は才能はあるなしではなく、ナイフの大小のようなものだというのです。

例えば、長くて大きいナイフは、一発でたくさんの人を殺せるレベルの威力を持つかもしれません。
しかしどんなに小刀のような、それこそカッターレベルのナイフであっても、使い方によっては人を殺めることも可能です。

ここで、キング氏はナイフの威力を「人を感動させる力」に例えています。

もともとのナイフ=才能がどんなに小さくとも、上手く研ぎさえすれば、人ひとりを強く感動させるような話を作ることもできるのです。

才能はとにかくまず「研げ」!

しかし研がない限り、ナイフがどれだけ大きくても、それはただの金属の塊です。

よってとにかく重要なのは、「研ぐ」こと。
キング氏は「毎日必ずこれだけは書く」というように決めて、欠かさず実行していたそうです。
そして実際に、彼は大作家になっています。

才能があるかないかというのは、やってみなければ誰にもわかりません。
とにかくまず研いでみることです。

「研ぐ」というのは、具体的には「小説を毎日書く」などのように、やるべき行動を毎日継続するということ。
すると、たとえ才能が低かったとしても、人ひとりを強くひきつける何かができるはずです。

本当に少しでも良いです。
毎日、何か行動してみましょう。
例えば自分は、話すことや原稿を書くこと等を、必ず毎日やっています。

本当に小さなことでも良いです。

1分だけ勉強する
1ページだけ進める
1回だけ腕立て伏せをする

というように、毎日ちょっとした習慣としてやってみましょう。
その小さな行動が、あなたのナイフを鋭い武器に磨き上げていきます。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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