疲労を長引かせず瞬時に回復させるコツ!~女医が教える心理学

疲労を長引かせず瞬時に回復させるコツ!~女医が教える心理学

女医「骨折って知ってる?」

青年「逆に聞きたいんですけど、骨折を知らずに今まで生きてきたと思いますか?」

女医「思ってる」

青年「思ってた」

女医「骨折したら『あ、関節増えたー』とか」

青年「思いませんよ! そんな一種のラッキーみたいな!」

女医「で、骨折の話なんだけど」

青年「はい」

女医「人間って骨折すると、回復するまでに大きく時間がかかるよね」

青年「そ、そうですね」

女医「これって、うつや疲労でも同じなの」

青年「同じ…?」

女医「うつも疲労も、軽いうちは、少し休むくらいでも回復する。でもあまりに積み重なってしまうと、それこそ骨折のように、心が『ポキッ』となってしまい、回復までにすごく時間がかかるの。またはメンタルクリニックなどにかかって、薬物治療やカウンセリングを必要としたりするわ」

青年「積み重なると…」

女医「そうね。ある意味『閾値』が存在するように思える。『これくらいなら大丈夫』と思って放置したりするとあまり良くなくて、軽いうちからケアしていくことが大切なのね」

青年「メンタルクリニック以外のケアってどういうものがあるんですか…?」

女医「色々とあるけど、一番は『話せる人』を作ることが大切だと思う。友達でも家族でもいい。何かがあるたびに気持ちを共有できたり、悩みを一緒に話せる人がいると、やっぱりうつになりにくいし、なったとしても回復が早いよね」

青年「話せる人…。い、いないときはどうすればいいんですか…」

女医「そんなときは、やっぱり『日記』だよね。日記として自分の感じたことを書き連ねていくことで、話したのと同じように気持ちが整理されていく」

青年「日記かー…。あまり続かない気がするんですけど…」

女医「続かないのは、文字を多く書こうとするから。一日一文字や二文字でもいいので、とにかく小さく続ける、と意識しておけば、少しずつでも続いていく。もちろん一日や2日休んでしまったとしても『あぁ、休んだからダメだ』じゃなくて、また気にせず次の日に書くことも大事だね」

青年「中途半端でもいいんですね…」

女医「まったくもって大丈夫。完璧にやろうとか、絶対的に毎日やろうとか思わないで、少しでもやれば0よりマシ! って考えて、気軽にやることが大切だね!」

青年「分かりました…!」

 

今回のまとめ

○ 骨折もうつも疲労も、溜め込みすぎると、回復が遅くなる!

○ それよりはこまめに発散していくこと!

○ 話すのがベストだが、話せる人がいないなら日記でもOK!

 

女医「そういえば骨で思いだしたんだけど、私、小さいとき、外科医になりたかったの」

青年「え!? 何でですか!?」

 

疲労を長引かせず瞬時に回復させるコツ!~女医が教える心理学

青年「そんな理由で外科医目指す人、はじめて見た」

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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