思考をまとめたいなら、まず話せ!発声と心理の関係

女医 マイク 話す 音声入力 ゆうきゆう コラム

さて、自分自身、Voicyやラジオによって「声に出す」経験をしました。
しかし、それまでは文章を書くのが作業のメインでした。

本の執筆・マンガ原作といった仕事では、何かを表現するときには書くのがメインです。
そのため「声に出して話す」というのは、今までの人生ではあまりない習慣でした。

しかしながら、「話す」仕事を経験したことにより、いろいろな気づきがありました。

話す方が早い!音声のメリット

まず、言いたいことは「話す方が早い」ということです。

自分はもともと、書く方が速いと思っていました。
普段から速いタイプ法を用いており、タイピングにおいてはかなり速い部類の人間に入ります。
その自分の全力タイプよりも、実は話した方が速いのです。

しかし、話した内容をそのまま本にはできません。

しゃべるとエアーが入ってしまったり、聞いたときは理解できても、そのまま文章になると読みづらかったりします。
よって、話した内容を文章にするときは、一段編集が入る必要があります。

ただ思ったことを「出す」という意味では、話すのが一番早いということを学びました。

話すと書けるようになる!

たとえば、「今から3〜5分くらい話してください」と時間を与えられたとします。
すると、何かしらある程度のボリュームがある話をして終わることができるでしょう。

しかしこれを「今から3〜5分の間、書いてください」と言われたとします。
すると、書いている途中で絶対考えてしまい、話すときよりもはるかに少ないボリュームの文章しか書けないでしょう。

しゃべり始めると、流れるように思考も出てきます。
次々といろいろなものを出していく、という点において、「しゃべる」という行為は適しています。

たとえば原稿を書くというときも、この方法は使えます。

まず、書きたいことを全部口頭で表現します。
そしてそれを、音声入力などで文字にして、だいたいの話のアウトラインを作ります。

そのアウトラインに沿ったまま、文字ではわかりにくい表現や余分な部分を編集し、完成していきます。
これが原稿制作においても、一番早いことを学びました。

さらに重要なのは、話すことによって思考がまとまり、何を書きたいのかが分かってくる、ということです。
話すことにより、ゼロから書くよりはるかに書きやすくなります。

特に、コラムや日記といったデイリーに書くものであれば、まずは話すことから始めるのがオススメです。

「何かをやるときは、まず話す」
皆さんもやってみてくださいね。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「 思考をまとめたいなら、まず話せ!発声と心理の関係

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官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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