プロの作家とは、書くのをやめなかったアマチュアだ!~女医が教える心理学

プロの作家とは、書くのをやめなかったアマチュアだ!~女医が教える心理学

女医「リチャード・バックという作家、知ってる?」

青年「ああ、知ってます! 『大地』を書いた作家ですよね?」

女医「それは、パール・バックね。ボケがめちゃくちゃ分かりづらい」

青年「ああ、じゃあタイムマシンで過去に行く映画!」

女医「それは、バック・トゥ・ザ・フューチャーね。ボケの選定が古い」

青年「じゃあ、有名なコーヒーの!」

女医「それは、スター・バックスね。もうボケとして最低ライン」

青年「なんかよくある『名前の間違いネタ』をやってみたんですけど、どうでしたでしょうか」

女医「微妙すぎるわね…。私のかわいいかわいいイラストがなかったら読者が即離脱して、グーグルの評価がマイナス100万まで下がるレベルだわ」

青年「そこまで。しかもいちいちすごい否定されてた」

女医「で、とにかくリチャード・バックという作家がいて、こんな言葉を残したの。
『プロの作家とは、書くのをやめなかったアマチュアだ』ってね」

青年「えっ…?」

女医「プロとアマチュアとの差は、それだけしかない、というの」

青年「さ、才能とか…。そういう差じゃないんですか…?」

女医「違う。結局『才能』なんて言い訳に逃げて、『自分には才能がないから、あきらめよう』とか『もっと才能があればいいのに…』なんて思って、書かなかったり、途中でやめてしまったり…。そういう人間が『アマチュア』で終わり、『才能なんかなんでもいいから、とにかく書く!』と続けた人間だけがプロになっている、というわけよ」

青年「そ、そうなんですか!? で、でもホラ、継続できるというのも一つの才能で…」

女医「それも含めて、言い訳ね。継続できる、できないじゃない。ただ、やるだけ。たとえば大切な人が車に轢かれそうになったときに、『僕は助ける才能がないから』『助けに行くのも一つの才能で…』なんて言う?」

青年「言いません! 即動きます!」

女医「その通り。行動ってもうそんなレベルよ。言い訳とか関係なく、とにかく体を動かす。それだけのこと」

青年「は、ははぁ…」

女医「とはいえ! もちろんだけど、分かる! 気持ちは分かる! 継続できなくなっちゃう気持ちも分かる! やっても誰からも反応がなかったり、長期間にもわたって1円にもならなかったら、やめたくもなるわよね! すごい分かるわ!」

青年「なんか魂の叫びが飛び出した」

女医「だから私は『ゲームにする』ことをススメる。とにかく毎日、何かをこなす。小さくてもいいから、たとえ一分でもいいからやる。そしてそれを実行できたら、それこそスライムを倒すように、喜びを見出す。自分にごほうびをあげてもいい。少しずつでも、毎日の行動をゲームのように実行することが何より重要なのよ」

青年「ゲームかぁ…」

女医「まぁ、このあたりの具体的な話は、また日を分けて改めて話せればいいなぁって思ってるわ」

青年「は、はい…!」

 

今回のまとめ

○ プロというのは、継続したアマチュアのこと!

○ 言い訳をするより前に、ただ「続ける」ことが大切!

 

女医「でもなつかしいわぁ…。私も昔、アマだったことがあるもの」

青年「え!? 何のアマチュアだったんですか?」

女医「ううん」

プロの作家とは、書くのをやめなかったアマチュアだ!~女医が教える心理学

青年「尼だった」

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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