動悸や息苦しさ…もしかして心臓の病気?と思ったら。

こんにちは、ゆうメンタルクリニック医師の森しほです。
突然、胸がドキドキする。
息が苦しい。
めまいがする。
「このまま死んでしまうのではないか」と感じる。
このような症状が起きると、多くの方は心臓や肺の病気を心配されます。もちろん実際の身体疾患が隠れている場合もありますので、まずは内科などで検査を受けることが大切です。
一方で、検査では大きな異常が見つからないにもかかわらず、強い動悸や息苦しさが続くことがあります。その場合、パニック発作が関係している可能性があります。
パニック発作は突然起こるように見えますが、多くの場合は長期間のストレスや緊張によって、脳の「不安警報装置」が過敏になっている状態です。
特に真面目な方や責任感の強い方は、
「怖いけど頑張ろう」
「気にしてはいけない」
「自分が弱いだけだ」
と、不安を感じながらも無理を続けてしまうことがあります。
本来、不安は危険を知らせる大切な感情です。そのサインを無視し続けると、心の負担が身体症状として現れることがあります。
パニック発作の治療では、症状を完全になくすことだけを目標にしません。
大切なのは、
「発作が起きても大丈夫」
「不安があっても行動できる」
という経験を積み重ねることです。
私がよくお勧めしている方法をご紹介します。
① 発作を止めようとしすぎない
「落ち着かなきゃ」
「止めなきゃ」
と思うほど、不安は強くなりやすいものです。
「また来たな」
「少し不快だけれど危険ではない」
と実況中継のように受け止める練習をしてみましょう。
② できなかったことではなく、できたことを見る
「電車に乗れなかった」ではなく、
「駅まで行けた」
「改札を通れた」
など、小さな成功に目を向けることが回復への近道です。
③ お守りを持つ
お気に入りのお茶や香り、音楽など、「あると安心するもの」を持ち歩くのもおすすめです。
メンタルクリニックを受診すると、頓服薬といって、発作が起きた時、不安な時に飲むためのお薬を処方されることがあります。ところが実際には「お薬を持ち歩くだけで症状がおさまった」という方も多くいらっしゃいます。いざとなったらお薬がある、と思うだけで、お守りとしての効果で症状が落ち着くこともあるのではないでしょうか。
④ 自分に優しい言葉をかける
もし大切な人が同じ症状で苦しんでいたら、どんな言葉をかけるでしょうか。
「がまんしないでね」
「大丈夫だよ」
その言葉を、自分自身にも向けてあげてください。
⑤ 発作ゼロを目標にしない
回復の目標は「二度と不安にならないこと」ではありません。
不安を抱えながらも、自分らしい人生を送れるようになることです。
焦らず、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。
取材実績(一部抜粋)
【TV】TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」(『ドパガキ』について)
【WEB】Yahoo!ニュース(
スマホ一律禁止はNG?メンタルクリニックで増加傾向「ドパガキ」相談…専門医 “年齢別の付き合い方”指南「刺激の排除でなく、他の楽しさを失わないこと
)
【WEB】PRESIDENT Online(
カリッと焼いてかじるだけ…9月のメンタル不調者に不足する栄養素がとれる「スーパーにある食材」
)
【監修】大塚商会
「自分の状態を確認する簡単ストレスチェック」
【雑誌】マガジンハウス「Tarzan」
【雑誌】株式会社プレジデント社「PRESIDENT WOMAN」
【TV】フジテレビ『バイキング』
【TV】TBS『ビビット』
【YouTube】『ぶーちゃんねる-歌舞伎町リアル-』(
【病院】歩き辛いくらいアトピーがひどいので皮膚科に行ってきました。
)
【YouTube】『かずのすけ』(
敏感肌でもできる【痛くない医療脱毛】はあるの?お肌に優しい脱毛を受け続けたら5年前より若返った30歳男子の『顔脱毛』体験レポ
)
【Web記事】LITALICO発達ナビ
【Web記事】LITALICO仕事ナビ
【Web記事】Medicalook
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