女医が教える心理学「三日坊主でもいい理由」

女医が教える心理学「三日坊主でもいい理由」

女医「あなたは何かを継続するのが得意?」

青年「いや、苦手です。この前もすぐにやめちゃって…。三日坊主ってよく言われるんですよね…。いや3日どころか2日どころか1日、または1秒坊主なことも…」

女医「1秒でやめられるのが逆にすごいと思うけど…。何にせよその状態を恥じる必要はないわ」

青年「恥じる必要はない!?」

女医「そう。三日坊主ってネガティブに思う人は多いけど、それでも何度も繰り返せば、最終的に経験が積み重なっていくよね」

青年「ま、まぁ…」

女医「たとえばあるときに三日坊主で終わった、また次に試したときも三日坊主で終わった。でも総計すると6日間は実行していたことになるよね」

青年「計算上はそうですね」

女医「同じく100回やれば、全部で300日。これは一年続けたのとほとんど変わらない」

青年「ま、まぁ確かに…!」

女医「実際『連続しなきゃいけない』なんてことはない。積み重ねて行けば、タイミングは関係ないの。たとえば女の子と連続10日デートしようが、週に一回で10回会おうが大差ないでしょう? ややもすると、後者の方が関係性が強くなるんじゃない?」

青年「そ、そう言われると…。逆に連続していると、なんかダレたりしそうですね…」

女医「そう! 連続したから偉い、というわけでもなく、多少時間が空いた方が、常に新鮮な気持ちで実行できる可能性だってある。どんな習慣も、たとえ短時間で終わったとしても、また思い出したときにしつこくしつこく実行していけばいいのよ」

青年「な、なるほどぅ…」

女医「これは禁煙とか禁酒とか、依存から抜けたいと思う場合も一緒ね。それこそ三日坊主でまた戻ったとしても、そこにはちゃんと意味がある。何度も繰り返して、総計日数が増えるなら、それは『それだけその依存対象に接する期間が短くなってる』ってことだから。であれば健康への影響も確実に減っているはずよ」

青年「確かにそうですね…」

女医「究極、タバコを吸っている人が、ほとんど一生禁煙しつつ、死ぬ間際の数日でまた吸ったとしても、ちゃんと意味はあったと思えない?」

青年「は、はい…。最終的に吸ったとしても、それまで長期間にわたって吸っていなかったら、その分、健康にはなったでしょうね…」

女医「その通り。人生オール・オア・ナッシングで考える必要はない。ただの一部であっても何かをすることに、ちゃんと意味はあるの。だから思ったことを即行動にしてみてね」

青年「わかりました! あ、でも思ったんですけど」

女医「何?」

青年「『三日坊主』って言葉が良くないですよね。ポリコレの観点からも『三日尼(みっかあま)』って言い方も流行らせるべきだと思うんです。そうしたら僕みたいに尼フェチの男も、三日でやめることの罪悪感も減って、それどころかかえって幸せになれるという」

女医が教える心理学「三日坊主でもいい理由」 女医 「ポリコレと真逆な気がする」

今回のまとめ 三日坊主を恥じなくていい! 思ったことは即実行しよう!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 00008-3281186895.png

河合寺 宵(かわいじ よい)
魅力とお色気あふれる女医。通称『女医ちゃん』。
ゆうメンタルクリニック名誉医局長。
常に変化と成長を求めるため、時に服装と髪型と雰囲気がマイナーチェンジしていることがあるが、ちゃんと同一人物。何度も見ているうち、いつの間にか好きになってもらえる女医」をモットーにして活動中。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

ゆうメンタルクリニックは、診察を『24時間・365日』受け付けております!
どんなお悩みも、お気軽にご相談ください。


診察を申し込む

こちらのお申し込みはご希望のお時間を確約するものではありません。
混雑具合によってはお時間ずれ込む可能性もありますので、余裕をもってお越し下さい。

関東エリア

関西エリア

オンラインカウンセリング【iカウンセラー】お近くにメンタルクリニックがなくても、自宅から安心してカウンセリング!深夜2時まで受けられる!あなたの「つらい」を経験豊富なカウンセラーがしっかりケア
監修・制作

このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

ゆうきゆうプロフィール

運営
取材依頼専用フォーム」よりご連絡ください。
連絡先専用フォーム」よりご連絡ください。