即効!毎日穏やかで前向きにいられる「道具」とは?

さて、皆さんはマインドフルネスをご存じでしょうか?

マインドフルネスというのは「『今ココ』にある自分の気持ちや状態を明確に意識する」ことにより、心を落ち着かせたり、気持ちをリセットする技術のことを言います。

この技術により、ネガティブな感情にとらわれたり、ぼーっとして何もしないまま時間が過ぎてしまう…といった状況を減らすことが可能となります。

具体的には、今の自分であれば、「今こうして、多くの人に向けて語りかけているな」ということを明確に認識しながら、執筆や発信を行っています。
今の皆さんであれば、「今自分はコラムを読んでいるな」とか、「ネットを見てこんな気持ちになっているな」といったようなことを明確に認識することを言います。

マインドフルネスは難しい?

このように「今を意識すること」は本当に重要ですが、どんな人も、意識をできていない時間の方が大半です。
おそらく多くの方が、1日の99%は今を意識することなく過ごしているでしょう。

マインドフルネスを推奨する本も、これまでいくつも読んできましたが
「1日10秒で良いから、マインドフルネスを行いなさい」
と言われています。

マインドフルネスの第一人者と言われるジョン・カバット・ジンも
1日1呼吸で良いから、マインドフルネスをしなさい」
と語っています。

すなわち、24時間365日ずっとマインドフルネスを行うことは、本当に難しいことです。
だからこそ1日1呼吸のように、とにかく小さくてもいいから、行うことに価値があるのです。

「今ココ」を絶対に思い出す方法!

ところが、人間は生きるために必須ではないことは、当然忘れてしまいます。
自分自身も「1日10秒以上」必ずやるように日課・習慣としていますが、それでも忘れてしまうこともあります。

そこでやり忘れを防止するために
「目印をつけておく」ことをオススメします。
見たら「マインドフルネスをやらないと」と思い出す手がかりをつけておくということです。

例えば、
・フセンを目につくところに貼っておく
・スマホを置いたら、マインドフルネスを思い出す合図にする

というように、自分自身にしか分からないような工夫をすることによって、普段からマインドフルネスを思い出せるようになります。

そして、このような合図にも慣れが生じてしまうもの。
たとえばマインドフルネスを思い出すためのフセンも、しばらくすると目が慣れて、ただの背景になってしまうこともあります。
こうなると、そもそも目の前のフセンに気づけなくなってしまいます。
このような場合は、フセンの位置や形を変えてみましょう。

ちょっとした工夫で、マインドフルネスの目印を見ては思い出すという訓練をしていくと、日常生活にマインドフルネスな時間を増やすことができます。

また、「今ここ」を意識するマインドフルネスに限らず
「僕はこういった人間になりたいんだ」
「私はこういったことをやりたいんだ」

といった気持ちを思い出すよう、決めておくのもオススメですよ。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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