やる気を出すスキル「イメージ拷問」とは!?~女医がマンガで教える心療内科

やる気を出すスキル「イメージ拷問」とは!?~女医がマンガで教える心療内科

あなたは「やる気が湧かないとき」や「どうしても面倒くさくなってしまうとき」ってありますでしょうか?

そんなときにオススメな方法があります。

ちなみにその前に。
大前提ですが、「やる気が湧かない」というのは、「うつ病」の初期の可能性があります。

うつ病の初期ですと、


・仕事に行きたくなくなる
・日常生活全般へのやる気がなくなる
・今まで楽しかった趣味であっても、やりたい気持ちが湧かなくなる

などの状況になります。
この傾向が強い場合、うつ病の可能性がありますので、思い当たることがあれば心療内科・精神科の受診をご検討ください。

 

で、今回の話は「そこまでではない」、「ただ単にやる気が湧かない健康な人」向けの話です。

ご注意ください。

 

さてこの場合、「比較の心理」を使うのがオススメです。

想像の中で、拷問をされていたり、ひどい目にあっているところをイメージしてみましょう。
もちろん、ただの想像です。本気で苦しくなるような、そこまでの想像はしなくてOKです。
(逆にこの想像で苦しくなってしまうのなら、重ねてうつ病の入り口の可能性もありますので、それを判断基準にしてもいいかもしれません)

何にせよ、まぁ、苦しくない程度の想像です。

さてここでもしその拷問官が、
「今からこの勉強をしろ! そうすればひどい拷問をしないで済ませてやる!」
と言ってきたらどうしますでしょうか。

「ハイハイ! もちろんやります! そんなんでいいんですか!?」

と思いながら、その行動をするのではないでしょうか。

もちろん「面倒な行動」ではあるわけですが、「拷問のひどいダメージ」と比較すれば「ぜんぜん余裕」になるはずです。

人間の意識は、なんだかんだ「相対的」です。
冷たい氷をずっと触ったあとだと、普通の水が「あったか~い!」と感じますが、
お湯に手をつけたあとだと「冷たい!」と感じるはずです。

結局、絶対的な基準はなく「比較」で判断しているのです。

そこで普段、何もしていないと、それがあまりに自然になってしまい、ちょっとした行動でも
「すごく大変」「とっても面倒」
と感じてしまうのです。

だからこそ、イメージ拷問。
そうすれば、ちょっとした行動も余裕に感じるはずです。

気力を湧かせたい、もう少し行動したい、という方は、ぜひお試しいただければ幸いです。

 

しつこいほど重ねてとなりますが、苦痛のほうが大きい、いう場合はムリしないでいただければ幸いです。一応メンタルクリニックのコラムなのでこのあたりしつこいくらいに。

何にせよ、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

やる気を出すスキル「イメージ拷問」とは!?~女医がマンガで教える心療内科

女医ちゃんがモノクロなのはただの気分です。

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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