「楽しいことがない」という気持ちを一瞬で変える方法 ~女医が教える心理学

さて、皆さんは毎日が楽しいでしょうか?
もしくは充実していますでしょうか?
このように聞くと「全然楽しくないよ」とか「あんまり楽しいことなくてさ」と答える方が多いのではないかなと思います。
実際に患者さんでも「楽しいこと全然なくて」とか、「面白いことがなくて」とか「今まで楽しかったことが楽しめなくなっち
ゃって」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
もちろん、うつの症状であれば治療が必要だと思います。
しかしうつほど重くなくとも、楽しいことが最近あまりないとおっしゃる方は多いので、今回はそういった時にどのように考え
たらいいかという話をしていきましょう。
目の前のことを全力で楽しむ方法!
「楽しいことがない」と考えるのではなく、とにかく「目の前にあることを全力で楽しむ」と考えるのが一番重要です。
「楽しいことがないから探す」と言って探し、やっと見つかった時にはすでに飽きてしまったり、興味が別の方向に移ってしまったりということもあると思います。
ですので「周りに自分の心境を左右されるな」というのも重要です。
たまたま目の前に楽しいことがあったから「楽しい」、なかったら「楽しくない」というように周りの環境によって自分の心を左右されていると、本当に流されるだけの人生になってしまいます。
それよりも、目の前のものに何があろうがなかろうが、関係なく自分が楽しく生きるんだと決めましょう。
見習うべきは「子供」!?
「何であっても楽しむ」と決意するのは何より重要です。
例えば子供は、路上を歩いているだけでも本当に「横断歩道の白い所から落ちたらここ海で死んじゃうんだ」とか、
ちょっと高い所を飛んで「これ落っこっちゃったらサメがいて食べられるんだ」とか考えています。日々の中でゲームのように設定を考えて、楽しんで登下校をしたりしていますよね。
このように子供は何をやっても生き生きと楽しそうにしていますが、それは日常的に一つ一つの工夫というか、遊び的な視点があるからこそ楽しんで生活しているのではないかと考えます。
しかしながら大人になってしまうと、その思考をいつの間にか忘れてしまって、「楽しいものがない、じゃあ楽しくない」と
なってしまいます。
ですので本当に重要なのは「今この瞬間、目の前にあるものを楽しんでやる」ことです。
少しでも自分の積極的な気持ちでやってみるというのを心がけてみましょう。
まずは笑顔で始めよう!
とにかく何であってもまず笑いながらやってみるというのも方法としてあります。
笑いながら少しでも何かやってみると楽しくなってきますよ。
人間は、何かを始めるまではエネルギーが必要で、かつ楽しくないと思いがちですが、始めてみれば意外に楽しいという
ことが結構あります。
とにかくまずは手を出して、何かをやってみるというのを是非やっていただきたいのです。
というわけで「楽しいことがない」で止まるのではなくて、今、目の前にあることを少しでも楽しくしていきましょう。
それが上手く進んでいけば本当に楽しくなっていきますので、是非そのように考えてみてください。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「「楽しいことが無い」という気持ちを一瞬で変える技術」

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