生の感覚がうつを防ぐ!毎日の気分が3倍持ち上がる生活の知恵! ~女医が教える心理学

生の感覚がうつを防ぐ!毎日の気分が3倍持ち上がる生活の知恵! ~女医が教える心理学

単行本を作るとサンプルという形で作者にも届きます。
届いた箱を開くと10冊ぐらい出した単行本があるんですけれども、これはやっぱり感慨深いものです。

今まで本をたくさん出してきたんですけれども、マンガや書籍はもちろん、できた本を目の前にして触るというのは、
とも言えない感動がある
んですよね。

ものが出来上がるということはやっぱり重要だなと考えます。

人間の本能に直接響く!生の感覚の喜びとは?

電子書籍やブログ、メールマガジンなどのデジタル的なものが完成しても、もちろんすごい達成感があります。

しかしながら「もの」として目の前にあると言うのは何より大きいです。

生のリアル感というか、情報として見れば一緒と思うかもしれませんが、それでも生のリアル感というのは人間の本質的なものや本能的なものに響くのではないでしょうか。

例えばこれは有名な話なのですが、子供たちにホタルの映像を見せます。
ホタルの映像を見せると子供は「わーっホタルだ」と言うのですが、この場合の脳の興奮を調べた時に、実際リアルなホタルや虫を見せた場合と脳の興奮や血流具合が違うと言われています。

どんなにきれいなリアルな映像でも脳の視覚的な部分しか興奮しないのです。

でも実際にリアルなものを目にすると「触ってみたい」とか、「近づいたら嫌だ」とか、そういう何か生々しい感覚というものが呼び起されて、脳が視覚だけではなく全体的に興奮すると言われているんですね。

どんなにリアルな映像であったとしてもやっぱり生の感覚にはかなわないということです。

昨今は、ZOOM会議やインターネットとかがあったりしますが、そういったものでも人と繋がることができます。

しかしながら、実際に会うことは何より重要ではないかなと考えます。

親しくなりたい人がいたとして、ずっとネットやメールだけでやり取りをしているのではなくて、たまには一回会ってみると
いうのがおすすめ
です。

生の感覚に接していないと抑うつ的になってくる話

自分自身の感覚においても、色々な生の感覚に接していないと抑うつ的・陰鬱的になってきます。

ですので、例えば1日5分でも良いので外を散歩してみましょう。
外を少し散歩してみると、やっぱり外の風、外の空気感、色々な音を体で感じるので、少し生き生きとし
た感じが戻ってきます。

休職されている方でもずっとお家にいるというのは自分的におすすめはしていません
とにかくどんな時でも1日1回は外に出てみるというのをやっていただくと、非常に気持ち的にも良いのではないかと考
えます。

脳というのは、結局はデジタルで電気信号として脳の情報が構成されていますが、とはいえ体感覚としていろいろなものに接してみる、運動してみる、そういったものをやっていただくのがアリかなと思います。

人間は原始時代から変わっていません。
原始時代に映像なんかありませんでしたから、リアルな感覚というのは本質的にかなり気持ちを高めるのではないかなと考えます。

少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「生の感覚がうつを防ぐ!毎日の気分が3倍持ち上がる生活の知恵!

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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