採血検査はなぜ必要?
メンタルクリニックを受診する患者さんの中には

と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは、メンタルクリニックで採血検査をご案内する理由や検査の大切さについて紹介してまいります。
採血検査を実施する理由
まず検査を実施する理由としては以下があげられます。
1.内科的な病気はないか把握するため
2.薬で治療する場合、臓器に問題がないかチェックするため
1.内科的疾患の確認
内科的な病気の中でも
特に甲状腺に異常があった場合は、精神疾患(うつ病など)に似た
『だるさ』『落ち込み』『イライラ』『睡眠障害』
といった症状がでてくることがあります。
その他にもセロトニン値に異常を起こしていることもあるため、うつ病との見極めが重要になってきます。
甲状腺異常などがあった場合は、内科での治療が必要となるため、
症状から内科的な疾患が疑われる方にはまず採血で確認をしています。
2.臓器の機能を確認
特に薬を使って治療される方には重要な項目となります。
たいていのお薬は各種臓器で分解や排出が行われます。
肝臓・腎臓に異常があった場合は、お薬を通常の量よりも少なくしたり調整が必要になるため採血で臓器の機能をチェックします。
定期的な採血が必要となる方、その理由
お薬を用いた治療では、
患者さまお一人おひとりに適切なお薬を選び、適切な量を服用していただく必要があります。
そのため、血中濃度(血液内に入っているお薬の濃度)を定期的に観察していきます。
その他にもお薬を服用していて、
といった確認もできるため、定期的な検査はとても大切になります。
さらに採血の頻度などは、患者さまの年齢や持病の有無、使用しているお薬の種類によっても異なります。
ご心配な場合は診察時に医師までお気軽にご相談ください。
採血で気分が悪くなる方へ
安全な治療をうけていただくためとはいえ、採血が苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご不安な方も安心して採血を受けていただけるよう
院によってリクライニングチェアもしくはベットを設置しています。
ご希望の方は採血担当スタッフへお気軽にお申し付けください。
その他
採血検査の前に
以下の項目に当てはまる方は、採血の前に採血担当スタッフへお伝えください。
・これまでに採血でご気分が悪くなった方
・血液をさらさらにするお薬(抗凝固薬)を服用されている方
採血後のおねがい
採血後画像のように採血部分を圧迫することで、止血を早めることができます。
個人差もありますが、だいたい5分以上は圧迫することをおすすめします。
利き腕とは反対の腕が良いなど採血部位に希望がありましたら、採血担当スタッフまでお伝えください。
また採血直後は重たいものを持ったり力をいれたり、腕に負担となるような行為はしないようお気をつけください。
採血後に起こりうる症状
1.血管迷走神経反応
血管迷走神経反応とは、採血中や採血後に
・一時的に血圧が低下することによる、めまい・冷や汗・気分不快・意識消失
・気分不良
以上のような症状が出ることを指します。
緊張しやすい方や過去の採血で上記のような症状になった方は、お気軽に採血担当スタッフへお伝えください。
2.内出血
採血中や採血後に”あざ”(皮下出血:皮膚の下に血液が漏れる状態)ができることがあります。
個人差はあるものの、1~2週間で自然治癒していきますのでご安心ください。
3.神経損傷
まれにですが、採血時に神経の損傷がおこることがあります。
採血をしている最中にいつもとは違う痛みや手先にしびれを感じた方は、すぐに採血担当スタッフへお伝えください。
また採血後や翌日以降も痛みやしびれが続く(もしくは強まる)際は、クリニックにご連絡ください。
採血検査の結果について
検査については通常、次回の診察時にお渡ししております。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
医師が診断をしたり安全な治療を進めていくうえで、採血検査がとても大切だとご理解いただけたら嬉しいです。
その他気になることなどありましたら、クリニックまでお問い合わせくださいませ。

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