「シン・エヴァンゲリオン劇場版」精神科医によるネタバレ感想
こんにちは。ゆうきゆうです。
さてつい最近、話題の映画「シン・エヴァンゲリオン」を見て来ました。
精神科医による「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ネタバレ感想
何がネタバレなのかもいまいち不明確なんですが、とりあえずネタバレになる可能性がありますので、
「まだ観てない! でも内容は一切知りたくない!」
という大好きなファンの方は、読まないでいただければ幸いです。
そもそも大好きなファンがいまだに観てない可能性って限りなく0な気がするんですけども。
というわけで、観に行ってきました。
えー、ひと言で言いますと、
同窓会の会場に行ったら、とにかく美麗で壮大っぽいプロジェクションマッピングが流されている中で
「ほらあの同級生だった○○くん、今何してるんだって!」
「あの△△さん、当時こう考えてたんだって!」
というのをひたすら聞かされてる間に突然に恋人(しかも同窓生ではない)ができて、何か起こってることの10%も理解できないけどまぁ明日から頑張ろう
という前向きな気持ちになる映画でした。
うん。
すみません。
なんか「ゴルゴダオブジェクト」や「マイナス宇宙」とか、謎の単語がたくさん出てきて、理解が追いつきませんでした。
とはいえ映像は本当に綺麗で、「よく分からないけどシンジくん(主人公)も頑張ったんだな」という不思議な余韻は残りました。
エヴァンゲリオンが好きな方にはオススメだと思います。
自分自身の思い出
思い返せば自分自身、このエヴァンゲリオン、以前にテレビシリーズを一度観たきりです。
それもリアルタイムではなく、近所のツタヤでDVDをすべて借りて観ました。
そのときに最後まで見終わっての感想が
「うん、ワケ分からん」
でした。
最初の方は、次々と現われる使徒を仲間達と倒す!という分かりやすい展開だったのですが、ラストに近付くにつれて急展開に急展開を重ね、状況の理解が追いつかず、そしてラストシーンも「???」でした。
ただ今回、様々なところで「エヴァンゲリオンがついに完結した!」「すごかった!」という感想があったので、はじめて映画館に観に行った次第です。
くわえて「序破Q」というシリーズの後に位置する映画とのことで、「これそこまで観てないと理解できないのでは?」と思い、アマゾンプライムで急いですべて観ました。
個人的に、「破」の中で、「加持さん」というお兄さんが出演したときに、葛城という女性キャラの元に身を寄せているシンジくんにたいして、
「葛城の寝相の悪さを知っているのは君だけじゃないぞ」
とアピールしてきたのが印象的でした。
聞かれてもないのに関係性を全力アピールしてくる男。現実にいたらちょっとアレだなと。
あと「Q」の中で、シンジくんの友人の妹が、シンジくんに
「エヴァにだけは乗らんでくださいよ!」
と主張するシーンがありました。
これ「エヴァに乗るな」じゃダメだったんでしょうか。
「エヴァにだけは乗るな」って、「他のはいいけど」みたいなニュアンスを含んでると思うんです。
それこそたとえば
「箱根登山鉄道には乗っていいけど、エヴァにだけは乗らんでくださいよ!」
「フェラーリには乗っていいけど、エヴァにだけは乗らんでくださいよ!」
みたいな感じでしょうか。何これ以外に恵まれてる。
「日々を楽しめ」みたいなメッセージが隠れているんでしょうか。そんなワケがない。
まぁ、何にせよとにかく、序破Qのすべてを観た上で、シン・エヴァンゲリオンを観たわけです。
その結果ですが、うん。
やっぱり難しかったです。
とりあえず完結編だけに、
今までのキャラクタが最終的にどうなったかや、今までの行動の理由などが結構丁寧に説明されてるんですが。
なんかそれ以上の急展開がメッチャあり、やはりすべては理解できませんでした。
これみなさん理解できないまま楽しんでいるのか、理解できなくてもいいと受け入れているのか謎です。
マリの存在意義
また「破」の中で、突然に登場してきた「マリ」というキャラクタがいまして。テレビシリーズには一切存在せず、本当にいきなり入ってきた感じなんですが。
その方が、グラマーお姉さんに、メガネと「ニャ」という語尾を足したという、個性のミックスベジタブルみたいなキャラクタで、「何でそのキャラわざわざ入れたの!?」という気持ちになったんですが。
とにかくそのキャラが、このシン・エヴァンゲリオンでは、めっちゃシンジくんにからみ、救い、最後にはパートナー(?)的な位置づけになるという重要な位置づけにいました。
これは結構衝撃的でした。そもそもテレビシリーズを見た人間からすると、今までいなかったキャラが、突然に最終的なパートナーに収まっちゃったわけですから。
感想をネット検索したところ、「あれは監督の奥様の象徴」という意見があったのですが、だとしたら奥様はリアルに「にゃ」とか言ってるのだろうかと余計な想像をしてしまいました。
とはいえ、全体的に結構前向きで、いい映画だったと思います。
綾波レイごっこ
あと個人的に一番「んんっ…?」と思ったシーンがありまして。
「綾波レイ」という、無口で有名な、超人気なキャラクタがいるのですが。
この綾波レイ自体、実はクローンでたくさん作られている、という設定です。
そしてこのシン・エヴァンゲリオンでは、その中でも比較的新しいクローン。
よって今まで以上に、言葉の知識や人間界での常識などがあまりない、という設定で、周囲にことあるごとに聞いていました。
「『おはよう』って、何?」
「『おやすみ』って、何?」
「『ありがとう』って、何?」
うんうん。
………いやいや、おかしいだろ! と。
クローンで日本語を学びたて、みたいな設定は分かります。
しかしそれにしても「おはよう」とか「おやすみ」とか「ありがとう」なんて、一番最初にインストールされてなきゃいけない言葉だろ、と。
日本語教室に入った外国人ですら、たぶん初日に「オハヨー!」とか「アリガトー!」とか習うと思うんですよ。
英語であっても「Hello」とか「Thank you」とか、最初に学びますし。
それ知らないのに「って、何?」みたいな言葉は自然に使ってて、その方が日本語として難易度高いのではないかと。
さらには「自分に名前をつけてほしい、シンジくんのつける名前なら何でもいい」みたいなコミュニケーションもしてて、同じくこっちの方がよっぽど難しい日本語じゃないかと。
なぜ「おはよう」とか「ありがとう」だけ抜けてしまったのかと。
そんな気持ちになりました。
とはいえ、純粋で無垢な少女、として印象づけるために、一番分かりやすいエピソードではあるのかもしれません。
ちなみにそれ以降、個人的に、心の中でこの『シン・綾波ごっこ』がマイブームです。
「ご飯食べましょう」と言われたら、脳内の綾波が「ご飯って、何?」。
「原稿のシメキリが」と言われたら、脳内の綾波が「シメキリって、何?」。
すべてに純朴な気持ちで接することができます。新鮮です。
心理学では「マインドフルネス」という考え方があります。現在の状況を客観的に見ることで、気持ちをリラックスさせたりするテクニックのことを言います。
このように、シン・綾波を心の中に宿すことを通じて、多少なりとも心が穏やかになるのではないかと思いました。
とにかく、気持ち的には、なんだかぽかぽかした感じになれます。
いずれにしても、この綾波のエピソード。
自分の中で、今回の映画で一番心に残ったエピソードかもしれません。
何にせよ色々と記憶に残る、いい映画ではありました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)

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