イルカに学ぶ!自分を天才にさせていく魔法の技術!

皆さんは「ほめる」ことと「しかる」こと、どちらの方が人間にとって重要だと思いますか?
部下や同僚、もしくは友達や家族、子どもなど、相手は誰でもかまいません。
「この人を変えていきたい」
「もっと良くなってほしい」
と思ったとき、人はしかったりほめたりと、様々な方法を使います。
しかし実は、心理学的には「ほめること」が一番良いと言われています。

ここで「ほめてばかりだと相手が甘えてしまうのでは?」
と思う方がいるかもしれません。
しかしこれまでに行われてきた心理学実験でも、ほめる方が基本的に効果が高いという結果が出ています。

イルカが芸を覚える方法

ではこれを、もっと本能的に考えてみましょう。
たとえばイルカは、とても賢い動物で、ショーなどで芸をしたりします。
では調教師たちは、イルカをどのようにしつけるかご存知でしょうか。

イルカたちが調教師の望んだことをやったときに、調教師は小魚をあげます。
イルカが芸を身につけるのは、本当にこの繰り返しの結果です。

イルカはたまたま芸に近い行動を取っただけですが
「この動きをやったら魚をもらえた!うれしい!」
と感じることによって、その動き=芸をひたすらやるようになっていきます。

すなわちイルカたちは魚という喜びをもらうことで、育っていくわけです。
当然ですが、調教師たちはイルカのことを叩いたり、電気ショックなどを与えてしつけることは決してしません。

すなわち動物は、本能的に喜びや自分にプラスとなるものがあって初めて、動こうと思えるのです。
そのためヒトを動かそうと思うときも、素直にほめることを繰り返すのが一番重要かつ効果的なのです。

ほめてやる気を引き出すコツ

そして、相手をほめるときは、その人の才能よりも、努力・行動をほめましょう。
「お前は天才だな」
「お前はすごいな」
という言葉以上に
「よく頑張っているね」
「よくやってくれたね」

という方が、相手はよりその行動を頑張ろうと励まされます。
そしてそれが、相手のレベルアップにつながっていきます。

加えて、これは他の人を動かす以上に、自分自身を動かす場合にもオススメです。
方法は次の通りです。

まず、毎日日記などを用意し、自分をほめる項目を作りましょう。
そして1日を振り返るときに

「今日頑張った」
「毎日よくやってるよ」
「あんな風に言われたけど、よく耐えた」
「大変だったけど、この仕事をちゃんとやり切った!すごい!」

といったように、細やかに自分の行動を毎日ほめることを日課にしてみましょう。

「今日はひどかった」
「自分は本当にダメだった」
というようなダメ出しをしてしまうのは、心のイルカたちを叩きまくっているようなもの。
当然やる気はなくなってしまいます。

ひたすら自分をほめてあげるということを心がけ、毎日日記に残してみましょう。

もし「ほめられる行動が何もない」と感じる日には、自分の才能や持っているものについてほめるのも、もちろんOKです。
確かに理想的なのは自分の努力や行動をほめることですが、それ以外でも、ほめないよりはよっぽど良いでしょう。
「俺は最強!」
「私はキレイ!」
このような短いものでもかまいません。
自分も他人も、とにかくほめるのを心がけてみてくださいね。

少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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