「アメとムチ」は最悪!? 人を成長させる心理学!

女医「アメとムチってよく言わない?」
青年「ま、まぁ…。よく聞く言葉ですよね。育てるときのコツみたいな話ですよね?」
女医「そう。『アメ』は報酬。そして『ムチ』は罰。この2つを駆使するみたいな話」
青年「は、はい」
女医「人によっては『ムチ』が報酬になることもあるんだけどね」
青年「そういうマニアックな話はヌキでお願いいたします」
女医「そうね。話を進めましょう。とにかくアメとムチ。でも心理学的には、それよりずっと良いのは『アメとアメなし』ということがわかっているの」
青年「アメとアメなし…?」
女医「そう。すなわち、良いことをしたらごほうびをあげる。でも悪いことをしたら、ごほうびをあげない。それだけよ」
青年「え、大丈夫なんですか!?」
女医「実際にアメリカ、ジョージア州立大学の心理学者、アリソン博士らが行った実験があるの。
彼らは運動選手らを対象にして、ミスをするたびに『グラウンド10周』のような罰を与えたの。逆に良いプレイをするたびに、ほめるなどのごほうびを与えた」
青年「は、はい」
女医「すると、罰を与えていたグループは、短期的には成長するんだけど、そこには成長限界があった」
青年「えっ!?」
女医「しかし、罰を与えず…。ただ良いプレイをしたときにほめ、ミスをしたときはほめない、というだけの対応をしたグループは、罰を与えたグループに比べて、成長速度が10倍になっていたのよ」
青年「そんなに!?」
女医「この理由として、罰を与えていることで、『ミスをしたくない、ミスをしてはならない』という気持ちがあまりに強くなって、プレイが萎縮してきたから、と考えられているわ」
青年「萎縮してしまうんですね…」
女医「これは日常生活でも同じ。何かあるたびに怒ったり罰を与えたりしていると、相手はどんどん『怒られないように、ミスをしないように』というように、気持ちが萎縮してしまう。すると相手の仕事や勉強の効率はどんどん悪くなるわ」
青年「は、ははぁ…」
女医「それより大切なのは、とにかく怒ったりせず、ミスをしたときは、ただ冷静に対処すること。もちろんミスをしたこと自体は教えてあげないとダメだから伝えるわけだけど、優しく『今度は気をつけよう』など言うの。そしてうまくできたときに、思い切りほめてあげる。この対応こそが何より相手を成長させるの」
青年「怒らないとダメだと思っていました…」
女医「それは指導サイドの思い込み。怒ると一瞬スッキリするけど、相手にとっては落ち込む原因になってしまう。本気で相手の成長を考えるのなら、怒るまえに一段深呼吸して、冷静に伝えるようにしてね」
青年「わ、分かりました…!」
今回のまとめ
○ 怒りや罰を与えるのはストップ。
○ それよりも、「できたらほめる」「できなければほめない」という対応こそが相手を一番動かす!
女医「というわけで、少しでも参考になれば嬉しいわ」
青年「はい!」

青年「それは強欲ですね」
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)

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