絶対に伝わる!桃太郎に隠れた恐るべきコミュニケーション術!
さて、仕事の会議や面談・デートなどで、ダラダラと話すも時間ばかり過ぎて、結局何も伝わらない。
このようなシチュエーションは、どんな人も経験したことがあるのではないでしょうか。
こんな時にどうしたらよいか、今回は「相手に伝わる話し方」についてお話しします。
外国人は桃太郎を説明できない!?
最重要なことは、とにかくまず「テーマを絞ること」です。
もちろんいざ話そうとすると、色々話したいことが出てくるしょう。
しかし、人間の理解力・記憶力は意外と限られているものです。
例えば桃太郎の童話があります。
日本では誰もが慣れ親しんでおり、
「まず桃が流れて来て、そこから赤ちゃんが生まれて、イヌ・サル・キジが仲間になって…」
というように、そのストーリーをある程度話せるはずです。
しかし外国人に、桃太郎の童話を伝えたとします。
「ストーリーをもう一回言ってみて」と言っても、正しく話せる人は少ないはずです。
たとえシンプルな話であっても、初めて聞いた人は、再現や記憶は難しいのです。
これは普段の話でも同じです。
例えば仕事で上司が部下に
「君は○○で○○だから遅刻しないように、そしてレポートのここなんだけど、○○だからもっと丁寧に…」
とグダグダ話されても、やはり覚えられないでしょう。
こんなときには伝えたいことを明確にするため
「今回は君の遅刻の話をします」と1つのテーマに絞ります。
3の法則で話は伝わりやすくなる!
どうしてもいくつか言いたいことがあるときには、最大でも3つまでテーマをしぼりましょう。
そして最初に「3つだけお願いしたいことがあるんですが」と伝え、それぞれ話始める際に「1つ目は…2つ目は…3つ目は…」と数字をつけることで、より相手は記憶しやすくなります。
ただこれを、4つ、5つ、6つ…とどんどん増やしてしまったり、テーマの数を事前に伝えないと、相手は聞いていて気が遠くなってしまいます。
3という数字は、覚えるのにちょうどよい数字と考えられています。
例えば桃太郎の話でも、イヌ・サル・キジ、と動物が3種類だからこそ、その詳細を覚えられるのではないでしょうか。
これがイヌ・サル・キジ・ジャイアントパンダと4つあったら、ジャイアントパンダは印象が強いので覚えられるかもしれませんが、その分他の動物が何だったか忘れてしまう…となるかもしれません。
この「3の法則」は、多くの童話に採用されていて、3匹のこぶたも3種類の家が出てきます。
「じゃあ白雪姫に出てくる7人のこびとはどうなんだ?」という意見もあるかもしれませんが、7人のこびとそれぞれの個性を一つ一つ覚えている人はいないでしょう。
誰かに話す時はテーマを多くても3つ、さらにしぼれるなら2つや1つにしましょう。
そして「今はこれを話す」と決め、明確に意識しましょう。
さらに相手にも「今からこれについて話します」と宣言すると、伝わりやすくなります。
皆さんも「テーマをしぼる」ことをぜひ意識的にやってみてくださいね。
というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「絶対に伝わる!桃太郎に隠れた恐るべきコミュニケーション術!」

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