何もできなかった時間にも意味がある!人生うまくいく考え方。
さて、少し前にこんなご質問をいただきました。
「いつも勉強をしようと机に向かうのですが、結局何もできないまま終わってしまうことがあります。
時間がムダになったと思い、自分にイライラしてしまいます。
こんなとき、どのように考えたら良いでしょうか。」
今回はこの質問について、重要なお話をします。
ムダはエネルギーになる!?
実は人生において、「本当にムダな時間はない」のです。
これは、自分自身が生きてきた中で至った結論です。
例えば机に向かって何もしなかった時間を、人はムダだと考えてしまいます。
ところがそれは、ムダではありません。
というのも、
「集中したいけどできない」
「勉強じゃなくて、もっと他のことをやりたい」
と考え、何もうまくできないのは「最初のうち」だけだからです。
何度も何度も勉強以外に時間を使ってしまうと
「もうこれだけ勉強しなかったんだから、これ以上は時間をムダにできない!」
と多くの人が思うはずです。
ここにエネルギー=爆発力が働き、勉強に取り組めるようになります。
よってその後は、勉強をやりたくてもできない時間がどんどん減っていきます。
このような意味でも、何もできなかった時間というのは、決してムダにはならないのです。
ストレスは「必殺技」になる!
関連して、「サムライスピリッツ」というゲームのお話をしましょう。
この格闘ゲームでは、相手から攻撃を受ければ受けるほど「怒りゲージ」がたまっていきます。
そして怒りゲージがMAXになると、急にすごい必殺技を放てるようになります。
必殺技によって相手に大ダメージを与え、逆転できるというようなシステムがあるのです。
これは人生においてもあり得ます。
どんな行動にも、エネルギーが必要なんです。
それは「これをやりたい!」というポジティブなものだけでなく、ストレスも重要なエネルギーとなります。
たとえば世界的に有名な作家たちを思い出してみましょう。
彼ら全員の人生が恵まれていたかというと、そんなことはありません。
ギャンブルで破産してしまったり、生涯病気がちだったり、もしくは恋人にフラれてしまったりなど、多くが大きなストレスを経験しています。
そのストレスが爆発したとき、大きなエネルギーは「作家活動」に向けられたと考えられます。
そしてその精力的な活動により、数々の名作が生み出されたのです。
もし彼らが、健康体で、適度にモテたり、仕事も上手くいっていたなら、作家として大成功を収めることはなかったかもしれません。ストレスを感じる境遇にあったからこそ、創作へのエネルギーが生まれ、芸術や文学に向かっていったのです。
とにかく机に向かおう!
日常的なストレスを感じることは、悪いことではありません。
むしろそれによって「必殺技ゲージ」がたまっていき、爆発的なエネルギーとなる可能性があるのです。
だから、自分にイライラしてしまってもかまいません。
まずは机に向かいましょう。
もしかすると机に向かったことにより、最初のうちから勉強や仕事がうまくいくかもしれません。
でももし何もできなかったとしても、大丈夫です。
その時間の積み重ねが怒りゲージをため、猛勉強や仕事へのエネルギーとなるのです。
「その場の目に見える成果」はあまり重要ではありません。
人間にとっては、「現場に立っている」時間が、何より重要なんです。
とにかく机に向かうこと。
この積み重ねこそが、最大の成果につながっていきます。
というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「何もできなかった時間にも意味がある!人生うまくいく考え方。」

ゆうメンタルクリニックは、診察を『24時間・365日』受け付けております!
どんなお悩みも、お気軽にご相談ください。
診察を申し込む
ゆうメンタルクリニックは
全ての院が駅ほぼ0分でフリーアクセス!
お近くの院をお選びください!