心理学的に、一瞬で行動できる秘訣を教える!~心療内科女医が教える心理学

みなさんは「行動できない!」と悩むことはありませんでしょうか。
実際にメンタルクリニックに来る患者さんの中にも
「何かをしようとしても行動できない」
「つい面倒くさくなってしまって、何もできないまま終わってしまう」
という悩みを抱く人は多いものです。
実際に、うつ病が重度になると行動力が奪われ、何もできなくなってしまうもの。
もちろん、そのレベルでなくても、気持ちが落ちてしまうと、行動力からまず奪われます。
ではこんなとき、いったいどうしたらいいのでしょうか?
よく「気合だ!」とか「頑張れ!」とか「精神集中してエネルギーを湧かせよう!」なんてアドバイスがあります。
しかしこれ、逆効果です。

人間は、気合を入れるほど、今の優位な気持ちの方が強くなるとされています。
それこそ「何としても魔王を倒さないと!仲間を救わないと!」と強く思っているときなら、もちろん気合を入れれば、そのパワーはさらにアップします。
しかし、「面倒くさい」と思っている人にとって、優位な気持ちは「面倒くさい」という気持ち。
それにたいして「動かないと」と思う気持ち、すごく小さいものです。
よってこんなとき、気合を入れるほど「ああああ面倒くさい!」という気持ちが強くなってしまいます。
結果、さらに動けなくなってしまいます。
よって重要なのは、とにかく「気持ち」を完全に無視。
ただ自分は、幽霊またはロボットだと思いましょう。
そしてやるべき行動の最初の一歩を、とにかくただ、やる。それだけでいいと考えるのです。
たとえば「腕立て伏せをやる」ことが目的なら、
「地面にただ手をつく」。この最初の一歩を、ただやる。
浮遊霊が、ふわ~っと動くように、ただそれをやるだけ。
そこまで動けば、あとはラクに運動しやすくなります。
仕事だったら、ただふわあああ~っと、机に触る。本当にそんなレベルで構いません。
気合とか無関係。深いことなんて一切考えなくてOKです。
ただ、それをやるだけのロボット。または幽霊。
それくらいのユルさ、さりげなさで動いてみましょう。
これは自分自身、色々な心理学の勉強をして、たどりついた一つの真実なので、もうぜひ! オススメします。
試してみてくださいませ。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)

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