笑うと幸せになる!ドリアン・グレイ効果とは!?
さて、皆さんは「ドリアン・グレイの肖像」というお話をご存じですか?
これはオスカー・ワイルドという作家の、1890年に発刊された古い小説です。
今回はこの作品を踏まえ、人の「表情」についてお話しします。
美しい男の恐ろしい話
イギリスに、ドリアン・グレイという美青年がいました。
ある日、バジルという絵描きがドリアンの肖像画を描いてあげます。
ドリアンは完成した肖像画を見ながら、自分の今後の人生について考えます。
「楽しく明るくとにかく遊んで、好き勝手に生きていくことこそが良い」
と彼は思いました。
そして今は美しい自分も、いつか老いていくことを感じ
「自分自身は老いず、この肖像画の方が老いていけば良いのに」
とつぶやきます。
その後、彼は奔放な人生を送りました。
たとえば女優の婚約者ができましたが、女優として落ちぶれてしまったので、ドリアンは彼女を捨ててしまいます。
彼はまさに、自分の本能の赴くままに好き勝手に生きて行くのです。
そして遊び呆け、多くの人を傷つける生き方をしていきます。
するとドリアンが皆にヒドいことをする度に、彼に代わって肖像画がどんどん醜く老いていきます。
ところが不思議なことに、ドリアン自身は全く老いません。
その後、ドリアンは人を殺してしまったり、アヘンや麻薬にハマってしまったり、捨てた女優の弟がドリアンを殺そうとしてきたり、様々なことが起こります。
このように周りとのトラブルが絶えず、彼はとても後悔をします。
最終的にドリアンはおじいさんくらいの年齢となりますが、見た目はやはり若いままです。
そして肖像画は、すっかり醜い老人の姿になっていました。
彼は肖像画を見て
「これは自分の良心の象徴だったんだ」
と気づきます。
彼は肖像画を壊そうと、絵にナイフを突き立てます。
するとドリアンのいる部屋から、叫び声が上がりました。
周りの人が驚いて見に行ってみると…。
肖像画は、「美しく若いドリアンの姿」に変わっていました。
そして…。
その肖像画の前で、ドリアンが死んでいたのです。
そう。
醜い老人の姿になって…。
この話、いかがでしたでしょうか。
ドリアンが若く美しいまま自由奔放に生きられたのは、うらやましいと感じた方もいるかもしれません。
しかしそこで生じるギャップによって、本人は大変ショックを受けてしまいました。
自分自身が、じわじわと他の人と同じように老いていくならば、それは少しずつ受け入れられることかもしれません。
しかし自分は美しいまま、肖像画がどんどん老いていくというギャップが、本人にとっては耐えられなかったのです。
そして実は、心理学には「ドリアン・グレイ効果」というものがあります。
自分がよくする表情は、自分自身の顔にベタベタと張りついていく。
これを、ドリアン・グレイ効果と呼びます。
すなわち、悲しい顔ばかりしていると、悲しい表情が顔に張りついていきます。
反対に、にこやかな顔ばかりしていると、笑顔が顔に張りついていくということです。
これを肖像画の顔がどんどん変わっていった小説になぞらえ、ドリアン・グレイ効果と呼ぶわけです。
この効果から学べることは
「普段から悲しい顔・怒った顔ばかりしている人は、リアルにその顔がプリントされてしまう」
ということです。
普段怒ってばかりの人の顔を見ると、第一印象で怒っている雰囲気を感じるはずです。
そして泣いてばかりの人も、パッと見で悲しそうな雰囲気があるのが分かりますよね。
逆に常に笑顔の人は、日頃の表情にもベースとして笑顔ができてきます。
ですのでおすすめしたいのは、とにかく普段から笑顔でいることです。
それは自分の顔にプリントされ、周囲の人にあなたの良い雰囲気が伝わっていきます。
そして周囲の人との関係にも良い作用が生まれ、日々の充実につながっていくはずです。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「笑うと幸せになる!ドリアン・グレイ効果とは!? 」

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