集中力をつける最強の方法は、「集中しないこと」!! ~女医が教える心理学

今回は「集中力を高めるにはどうしたら良いか」というテーマについてお話しします。
集中力を高めたい、どうやったら集中力が高まるんですか?という質問は昔からよくいただいています。
今回は決定的なもの、非常にシンプルなものは何かというのを話したいと思います。
「集中力」という言葉に惑わされてはいけない。
それこそが「とにかくやること」です。
というのも、集中力という言葉に惑わされるなと私は言いたいです。
集中力の高さをあまりにも気にし過ぎてしまうと、どんどん自分ががんじがらめになってドツボにハマってしまいます。
集中力を高くすることが理想的だと頭の中で思い過ぎてしまうと、本当に集中力という言葉だけに踊らされてしまって、だらだらしてしまったり、いつまでも取り掛かれなかったりします。
そして時間ばかり掛かってしまいます。
そうすると「自分は集中力が無い・・・」「自分はダメなやつだ・・・」とか、もしくは頭の中に思い描く理想的なライバルと比較して「ライバルは集中してるのに・・・」という形で落ち込む原因にしかなりません。
重要なのは集中力という言葉にとらわれずとにかくやることです。
ひたすら継続して積み重なっていけば、成績などによるポジティブな効果がどんどん積み上がっていって、最終的にレベルアップしたり、良いものが得られたりすると考えます。
最大限の効率でやろうとして、そこばかりにとらわれてしまうと、できなかったことで落ち込んで「もういいや」と投げ出してしまうことが多いです。
偉人はみんな集中力がすごかった?「真の集中力」とは。
例えば、ベートーベンやモーツァルト、もしくはすごい作家とかのことを考えて「あの人達はすごい集中力でやっていただろうな」「こんな人達みたいになりたい」と思うとします。
しかし、実際に歴史を紐解いてみると、偉人は必ずしもすごい集中力で常に仕事しているわけではありません。
だらだらやって、いつまでもサボってしまって、そして何とか編集者などの助けがあって形にできたという人も多々います。
重要なのは、その人の人生の時間をそこにどれだけ捧げていたかということだけです。
集中力がすごすぎて一瞬で作業を終えて偉業を成し遂げたとかそういうことではなく、偉人だって人生の大半の時間をそれに費やしているのです。
ですので、集中力を高く保ち最低限の時間で全部をこなそうとする思考は辞めていただいて、「とにかくやってみてそれを積み上げていく」「集中できなくてもいいからとにかく机の前に座る」「とにかく手を動かして何か書いてみる」と考えることが何よりも重要です。
実際、それをやり続けていけば、客観的にみると集中しているように見えてきます。
とにかくやってみることによって、「あとからみれば、あの時集中していたな・・・」と感じられることが良いのではないでしょうか。
このような集中力こそが真の集中力だと私は考えます。
ですので、集中力がなくても良いからとにかくやる、そして最後に振り返ってみたら結果的に集中していたという順序の逆転、これを是非覚えておきましょう。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「習慣を続け集中力をつける最強の方法は、「集中しないこと」!!」

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