ライバルがいる方が強くなる心理学的理由~女医が教える心療内科

ライバルがいる方が強くなる心理学的理由~女医が教える心療内科

あなたには「ライバル」はいますでしょうか?

実はアメリカの心理学者、ノーマン・トリプレットが自転車競技で行った研究によると
「ライバルがいた方が、ライバルがいない場合に比べて、成績が良くなる」
ということが分かりました。

この傾向は自転車競技だけでなく、ランニングなどのスポーツでも同じような傾向がありました。

ライバルの存在というものは、選手の気持ちを高めて、より好成績を残させると考えられるわけです。

実際、少年マンガには、必ずといっていいほど、魅力的な敵やライバルが出てきます。
そしてそれと切磋琢磨することによって、主人公がどんどん強くなる、というのは王道ストーリーです。

「ただ漠然と記録を良くするぞ!」

と、たった一人で頑張り続けるスポーツマンガなんて、いかにもつまらなさそうですよね。

やはりライバルの存在は、主人公の気持ちも、読者のハートも盛り上げるものです。

人間の心の奥には闘争本能があるから、かもしれません。

ライバルがいる方が強くなる心理学的理由~女医が教える心療内科

自分自身も、学生のときに、
「あいつには負けたくない!」
という友人がいて、それもあって成績がアップした、という経験があります。

そう考えると、進学校の生徒が、最終的にいい大学などに入っていくのは、授業のレベルが高い、という理由の他に、ただ単に「レベルの高いライバルがいるから」と考えることもできます。

そのライバルと競い合うことによって、より成績が上がっていくわけですね。

もちろん、あまりに強すぎるライバルがいるとやる気をなくしてしまうリスクもあります。
しかしも「何もなく、ただ一人で漠然と努力する」より、多くの人と接した方が、結果的にレベルアップしていくのかもしれません。

よってみなさんも、誰かライバルを見つけてみてはどうでしょうか。

実際の人でも、有名人でも、SNSの友達でも、または架空のキャラクタなどでも構いません。

どんな存在でも、それをイメージして戦うというのは非常にオススメです。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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