湧かないやる気を、瞬時にマグマのように沸かせる技術!~女医が教える心理学

湧かないやる気を、瞬時にマグマのように沸かせる技術!~女医が教える心理学

 以前、こんなお悩みをいただきました。

「自分自身何かをやりたいと思ってやろうとするんですが、どうしてもその一歩を踏み出せません。どうしたらいいでしょう。」というご相談です。

何かをやろうとしてもやれない、分かってはいるけどできない、辞めたいのに辞められないといった意識、理性では理解しているけれど、どうしても行動ができないことがあります。

そしてそれを放置するとどんどん面倒臭くなってしまって、やる気が失われていきます。

「なにかやらないと」と思いながらもどんどんやれなくなっていくのです。

面倒なことは「ゲーム」にして楽しもう!

 そんな時におすすめで、自分が実践している方法というのがあるんですけども、それは「ゲームにすること」です。

とにかく本当にシンプルなゲームとして考えて、このゲームさえ達成すればOKという感じのシンプルさで考えていただくと良いでしょう。

何をゲームにするかというのが非常に重要なのですが、例えば腕立てを10回やるというのを目標とするならば、腕立て10回やるのを目標とするゲームをやってしまうと、全てが面倒くさくなってしまってそのゲーム自体楽しくないと感じると思います。

一般的なゲームにするならば、大ボスを倒すことを目標としているゲームで、ゲームスタートした瞬間に「大ボスを倒してこよう」という、重すぎるミッションが現れるゲームになってしまいます。

ですので、本当にシンプルに、腕立ての体勢を取ることをゴールにしてゲームを作りましょう。
すなわち「今から10秒以内に腕立ての体勢をとろう。それでオッケーだ。」という形で目標をかなり低く設定します。

そうすると「それぐらいだったら・・・」という形で、そのポーズになることができます。

そして、慣れたらもうその後1,2,3と腕立てするのはそこまで難しくありません。

とにかくまずは、スタート地点までをゴールにしたゲームとして設定してみてはいかがでしょうか。

果たしてそれにハマるかは別として、とりあえずそれだったらやってみようと思えるのではないでしょうか。

湧かないやる気を、瞬時にマグマのように沸かせる技術!~女医が教える心理学

色んなことをゲーム化して楽しむ!

これはなんでも応用できます。

勉強机に一歩近づくまでのゲーム、もしくは教科書を触るまでのゲームという感じで、すごくライトな入り口までをゲームにして、とりあえずやってみましょう。

そしてそのゲームはもうクリアして、それで良いや、その先のことは考えないぐらいの緩さでやってみましょう。

そうしたらとりあえずそこまで行くことができます。

重ねて、そこまで行ったらもうあとは楽なので、最初から全部ハードルとして設定するのも良いと思います。

是非ライトな入り口までをゲームにする、これを試してみて下さいね。

少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「湧かないやる気を、瞬時にマグマのように沸かせる技術!

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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