眠い!でも起きなきゃ!そんな時「手」一つでやる気を出す方法!~女医が教える心理学

眠い!でも起きなきゃ!そんな時「手」一つでやる気を出す方法!~女医が教える心理学

 さて、皆さんはやる気が湧かなくて苦労したり、だらだらだらだらしてしまったり、気持ちが落ち込んだり、少しネガティブになった時にどんどん気持ちがマイナスのスパイラルにはまってしまうことはありませんか?

そんな時に気持ちを持ち上げるちょっとしたコツを教えます。

運動量と気持ちの活力は比例する!

 それこそが「運動」です。

人間は物理的に動き出すと本当にやる気も湧いてくるという所があります。

ぼーっと動かないでいるとだるくなりますが、体を動かしていくとどんどんやる気が湧いてきます。
例えば、実際にスポーツ選手を想像してみると、ローテンションな人はあまりいなくて、はつらつとしていて前向きな印象があったりします。
これはもちろん、そもそも前向きな人がスポーツを選ぶという心理ももちろんあるんですけど、同時にスポーツで肉体をひたすら動かすことによって、気持ちが活性化していくという面があると考えます。

逆にお家でだらだらと何かぼーっとしていたり、ネットをひたすらだらだら見たりする人は全体的に気持ちが落ち込んできます。
ネットをだらだら見ながらも「はい!僕元気です!」みたいな人はあんまりいないですよね。

というように、運動量と気持ちの活力は比例するのではないかなと考えます。

ですので、気持ちがだらだらしてしまう時は本当に運動をするのが重要です。

眠い!でも起きなきゃ!そんな時「手」一つでやる気を出す方法!~女医が教える心理学

どんな状況でも出来る運動!?「〇〇を折り曲げる」

 例えば外をお散歩するだけでも気持ちが前向きになります。
もしくは筋トレをしてみるのも手です。

ただ、当然ですがぼーっとしている時にそんなエネルギーが湧くわけがありません。
それは止まっている車にいきなり走れと命令するようなものです。
体が止まって、エネルギーもない状態で、そこで運動しろと言われても「えーめんどくさい」となるのは当然です。

ですので、そんな時はどれだけぼーっとしていてもできるような簡単な運動をやってみましょう。

それこそが「肘を折り曲げる」です。

いわゆるジムなどでダンベルをグッグッグッとやるような運動を何も持たずにします。

これ試しにやっていただくと分かるんですけど、本当にできます。
本当にやる気がなかろうが、寝っ転がってようが、眠かろうが、これの動きだけだったら絶対にできます。

ただ簡単すぎる運動で、尚且つ負荷もあまりないので、運動してる気になりません。
ということでもう一工夫。

もう一方の手で手のひらを押さえて抵抗を与えてみて下さい
そして抵抗を与えながら押さえられてない方の手でぐぐぐぐぐっと持ち上げます。

こうするととても軽いダンベルを持ち上げるのと同じ運動をダンベルなしでできます。
寝っ転がっていようが、どんな体勢だろうができます。

これを何回もやってみて下さい。
もし時間があれば手を交換してやってみましょう。

そうすると本当に重ねてダンベルを持ち上げるような、いわゆる筋トレをしている人がやるような動きを普段からすることができます。

やってみると気持ちが持ち上がってくるのが分かります。
そして「エネルギーが湧いてきた、よしじゃあちょっと動くか」という気持ちが湧き上がってくるので、是非試してみて下さい。

もし、それすらも面倒くさいようでしたら、指を動かすだけでも動くエネルギーになる可能性はあります。
指を動かしたら、次は手のひらも動かせそうだし、手のひらが動かせたら肘も動かせそうだし、という感じで少しずつエネルギーを増やしていくことはできます。
だらだらしてやる気が湧かないからどうしようと気持ちだけで考えるのではなくて、本当に指や手だけでも動かしてエネルギーを湧かせるということを是非覚えておいてくださいね。

少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

音声で聞きたい方はこちらから「眠い!でも起きなきゃ!そんな時「手」一つでやる気を出す方法!

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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