誘惑に勝つ方法「ドーパミン・ファスティング」!?~女医が教える心理学

さて、皆さんはドーパミン・ファスティングをご存知ですか?
ドーパミンというのは脳内の快感ホルモンのことで、ファスティングというのは断食、何かを断つということです。
皆さんもうご存知かもしれませんが、朝ごはんをブレックファーストと言います。
ブレックはブレイク、壊す。
ファーストは断食。
つまり断食を壊す、破るという意味です。
寝ている間はご飯を食べないので、ある意味断食であり、それを壊すから朝ごはんをブレックファーストと表現するのです。
とにかく、ファーストというのは断食なんですけれども、いずれにしてもドーパミン・ファスティングという考え方が少し前にあり
ました。
衝撃の流行!ドーパミン・ファスティングとは?
キャメロン・セパ博士は、「ドーパミンを断食しろ」と提唱しました。
喜びや快感になるようなものがドーパミンなのですが、それを断食すると脳がリセットされてすごく良いことあるよ、と言ったんです。
それが瞬く間にネット上を中心に広がり、いろいろな方がやり始めたという話です。
行き過ぎたものだと、友達と楽しく電話をしている時に「もう少しでドーパミン出ちゃうから電話切るね」という人もいたそうです。
「少しでも快感を感じ始めるとドーパミンが出るから快感を断つね」という形で、本当にドーパミン・ファスティングとしていろいろな快感から離れるということが一部の人たちの間で流行りとして行われていたそうなんです。
しかしながら、果たして脳をリセットすることって本当に脳に良いのでしょうか?
ドーパミン・ファスティングに効果はある?
そもそもファスティングというか「断食」というものは時々ブームになります。
同じようにドーパミン・ファスティング、これに意味があるのかという話なんですけれども、そもそもドーパミンは完全にファスティング、断ち切ることはできないと考えます。
というのも、例えばお菓子を食べたらドーパミンが出ますが、「お菓子を食べられるかもしれない」という期待感によってもドーパミンは出るんです。
だからこそドーパミンによって気持ちが引き寄せられてお菓子を食べてしまいます。

他にもパチンコ屋さんの前を通ったら、それだけでもパチンコ中毒の人はドーパミンが出てしまいます。
完全にいろいろな刺激を断ったとしても、それでもドーパミンが出てしまうということです。
すなわち、ドーパミンというのは結局、完全になくすことはできません。
ですので、ドーパミン・ファスティングには実際にはそんなに意味はないと考えられます。
ドーパミンに引っ張られず、制御するには?
ではどうすれば良いかという話なんですけれども、だからといってドーパミンというかいろいろな依存や快楽対象にものすごく気持ちを引き寄せられて、それにどんどん引きずられていくのはあまり良いことではありません。
一番良いのはそのような刺激物を目に入れないということです。
例えば、自分はスマホ中毒だなと思ったらスマホを完全にしまって全く視覚に入れないようにします。
もしくはお菓子を食べ過ぎると思うのであれば、お菓子を目に見える所に置かないようにします。
このように誘惑だ、これやばいな、と思ったら見ないことが何より重要です。
見る以外にも、匂いを嗅いでご飯食べたくなったら匂いを嗅がないとか、もしくはゲームの音楽を聞かないとか、このように視覚・聴覚・味覚・嗅覚といったものから全部断ってしまうことが何より重要だとされています。
刺激を目や耳に入れないということを心がけていただいた方が良いという結論になるわけです。
この方が脳の健康にも良いと思われるので、もし辞めたいものがあるとか、誘惑に負けたり、負けないようにしたいとかあるようでしたら覚えておいてくださいね。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
音声で聞きたい方はこちらから「誘惑に勝つ方法「ドーパミン・ファスティング」!?」

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