脱出ゲームマニア(謎クラ)あるある3 ～心療内科コラム

リアル脱出・謎解きゲームでは、時々「コラボ」ものがあります。
たとえばルパン三世、名探偵コナンなどの有名アニメの他、さまざまなゲームやマンガなどがコラボ対象になります。
これは純粋な謎解きマニアの他、そのアニメやゲームのファンもターゲットにした戦略と考えられます。そして実際、人気ゲームの場合、もう謎解きマニアたちがチケットを取れないほどにたくさんのお客さんが来ます。
そしてそのコラボものでは、司会者の方が、「謎解き、はじめて参加したっていう人ー！？」「このゲームを知ってる人ー！？」などのように質問をします。
全体的に場を盛り上げるためでしょうか。
その中で「このゲームを逆にまったく知らないという人ー！？」という質問がよく出るのですが、そのときにハッキリと、謎解きマニアかどうかが白日のもとに晒されます。
謎解きマニアは、正直、何コラボであろうと、なんであろうと、参加します。もう絶対です。
コラボしているアニメやゲームに一切興味がなくても参加します。逆に嫌いなアニメやゲームであっても参加するレベルです。もう謎解き制作団体に人質でも取られてるんじゃないか、くらいの参加具合です。
くわえて彼らはものすごく正直なので、「まったく知らないという人ー？」という質問にも、すごい正直に手を上げます。そのとき、純粋なそのゲームやアニメファンとの温度差が浮き彫りになります。
特に人気ゲームなどの場合、会場の９割をゲームファンが占める、ということもありますので、これ軽く魔女裁判でも起こされて処刑されるんじゃないか、くらいの空気感です。
さらに謎解きの難易度は、コラボものだからといって易しいということは一切なく、結局たいてい、謎解きマニアばかりが脱出します。最初から最後まで明確にゲームファンと謎解きマニアの解離が徹底していますので、これはこれで見事だな、と思います。