10代の13%以上が「心の病」!?~心療内科コラム

こんなニュースがありました。

世界の10代、13%以上が「心の病」 ユニセフ「氷山の一角」

世界の10代の若者のうち、13%以上が、うつ病など何らかの「心の病」だと診断されている、という推定を報告したそうです。

理由としては、新型コロナウイルスのパンデミックで学級閉鎖があり、友人らとの交流が減ったことだそうです。

これ、子供がこの状態ですから、大人だって同様だと考えられます。
実際、ゆうメンタルクリニックには、コロナ以前に比べて、より多くの患者さんが来ています。

主な訴えとして、

・コロナで仕事の状況が変わってストレスが増えた
・コロナで外出やイベントなどが少なくなって楽しみが減った
・コロナで人間関係が変わって話せる人がいなくなった
・家族と過ごすことが増えたがケンカばかりしてしまう

などによって、より気持ちが落ちてしまうことが多いようです。

コロナそのもののストレスに加えて、感染予防のために社会生活が変化したことが、何より精神状態を悪化させているように思えます。

そもそも人間は、共同生活な協力などによって、集団生活を営むことによって発展してきた生き物です。

それもあって、今回のコロナによって、それぞれが「関わる機会が減る」ことによって、気持ちが落ちてしまうのは不思議ではありません。

そう話すと
「いや! 私は人と会うのが苦手だから、今の状態はラクです!」
「自分は人と会うことの方がストレスです!」
という人が出るのですが…。

しかしそういう人も、間違いなく言えることがあります。
それこそが「ネットを通じて人とつながっている」ということ。

ネットもスマホもなく、完全に孤立した部屋に閉じ込められてしまったら、そういう人も含めて、誰もが苦しんでしまうことでしょう。

結局どんな人であっても、みんな「人とのつながり」を求めているのです。

ただその方法や好みが人によって違うだけで、
「自分はリアルで会った方が楽しい」という人もいれば
「私はデジタルで、ネットを通じて話せれば十分」という人もいる…。

それだけの違いなのです。

ですので、デジタルのつながりがラクでいい、という人が、「リアルな方がいい、早く会いたいしパーティにも参加したい!」という人の好みを否定することはできないはずです。もちろん逆もまたしかりです。

好みの差はあっても、誰もが食事がないと生きていけないのと同じ。
手法の差、つながり方の差はあっても、誰もが他の人と接しないと生きていけないのです。

そういう意味で、今は明らかに「リアルで会いたい!」という人が、間違いなくストレスを抱えている状況。

早く完全に元に戻り、マスクをせず、普通にパーティや会食、イベントなどが普通かつ自由に行われる世界になるといいなーと思います。
まぁ自分はどっちかというとインドア派で、ネット見てると落ちつく人間なんですけども。

何にせよ、早く生活が回復することを願いつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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